きっかけは、撮影でジャケットを着る機会が重なったから。カジュアルに着させてもらうことが多いですが、何度も着ていくうちに、かっちりしすぎないオーバーサイズな一枚ならいいのかもしれないという発見がありました(ありがたいですね、撮影でいろいろ着られるのは)。ジャケット=かしこまって着るアイテムという意識もあったのですが、見渡してみると素材やデザインの幅もあるんですよね。
そして最近、ついにジャケットを買うまでになったのです。少しゆったりしたサイズで素材はハリスツイード。メンズライクな一枚です。そして、その後には、シャツ感覚で着られるコットンのテーラードジャケットも。皆さんご存じだと思いますが、いざワードローブに加わってみるとジャケットって本当に便利(笑)。メインアイテムとしても着られるし、季節の変わり目にはアウター代わりのも。
似合いすぎるから、きちんとしたアイテムだから、私には縁のないアイテムだと思っていたものが、まさか着るようになるとは。私の中では意外に大きな変化でした。この先、たとえば髪型や髪色が変わったら、シワが増えたら、体型が変わったら、きっと好きも似合うも変わっていくはず。
服も私も変化していくものだからこそ、変に決めつけすぎずに、縁のないアイテムだと思っていたものも袖を通してみたり。「好き」にも「似合う」にも柔軟でありたいですよね。皆さんにもハマりすぎて縁遠かった服、避けていたけれど着るようになった服はありますか?
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スタイリング/福田麻琴
ヘア&メイク/TOMIE
構成・文/幸山梨奈
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