お仕事にも休日スタイルにも欠かせない「テーパードパンツ」。定番アイテムゆえ、つい同じものを穿き続けてしまいがちですが、実は少しずつシルエットや着丈が変化しているそう。そこで今回はテーパードパンツの今年らしいアップデートのポイントについてスタイリスト水野利香さんに聞きました。
テーパードパンツを更新するなら、1タック入りで足首が出ない丈がおすすめ
「ベーシックなパンツほど、細部のデザインの差が着こなし全体の印象を左右するものですよね。今は全体的にジェンダーレスなスタイルが時代のムードなので、定番のテーパードパンツを更新するなら、体のラインを拾いすぎない1タック入りのリラックスシルエットなものを。2タック入りよりはカジュアルすぎないので、きれいめなお仕事スタイルにも使いやすいはずです。
もう一つのポイントは着丈です。今のテーパードパンツはひと昔前より丈が長くなっているので、足首が出ないくらいのやや長めの丈感のものを選ぶと今っぽい雰囲気が出せます」
スニーカーを合わせたときに裾がちょっと溜まる、ルーズな着丈が今っぽい
昨年の秋冬のトレンドカラーだったグレーは春も引き続き人気なので、グレーのワントーンでハンサムな着こなしに。スニーカーを合わせたとき裾が少しくしゅっと溜まる、長めの着丈が今っぽさのポイントです。
スニーカーとパンツのルーズな着丈がやや砕けた印象なので、カーディガンをトップス風に着ることできちんと感をプラスしています。
定番の白シャツ×黒テーパードパンツの着こなしは、ニットキャミを重ねて今年らしく
白シャツに黒テーパードパンツという、ど定番な着こなしも、何かトレンドアイテムをひとつ加えることでぐっと新鮮な印象になります。今回はニットキャミソールをシャツにレイヤードすることで、定番の着こなしをアップデート。トレンドアイテムであるニットキャミも、シャツと同色のものを重ねることでさりげなく取り入れられるはずです。
最終回の次回は今から真夏まで活躍する「パラシュートパンツ」について、スポーティすぎずに穿くための素材選びや着こなしのコツについて水野さんに教えていただきます。お楽しみに！
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撮影／川崎一貴（Ajoite）
スタイリング／水野利香
ヘア＆メイク／後藤若菜（ROI）
モデル／阪井まどか
構成・文／堂坂由香
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