2024年「開腹手術とがんの診断」
そして最後は、ご存じ今年初めの衝撃の告白……。動画の中で、自らの口から語られた、がんという診断。
まだ42歳という若きでの発覚は、誰よりご本人がショックであったに違いないと推測しますが、
3児の母であり、次期国王の妻、そして皇太子妃となられた、いわゆる重責がむしろポジティブなマインドへと向かわせたのかも? と思えるほどの、動画内での凛とした告白と、同じ病気で闘う人々への励ましメッセージに深く心を揺さぶられました。
こうして振り返ってみると、2020年のコロナ禍以降、キャサリン妃の周りで変化や騒動が多過ぎました。
妻と母という立場だけでも大変な上、皇太子妃としての重責と、なによりSNS上では常に批判や勝手な憶測に踊らされる今の時代。今回のがん罹患は世界中に衝撃を与えましたが、これまで黙々と頑張って走り続けてこられたキャサリン妃にとって、初めて心身を休める機会となり、また治療に専念されながら、より家族のありがたみを感じつつ、ご一家の思いやりや絆が深まっていることを願ってやみません。
文/にしぐち瑞穂
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