今回は、今年初めてメーガン夫人ファッションにフォーカスしたいと思います。
ハリー王子との婚約を機に閉鎖となった自身のウェブサイトを、再び立ち上げることが発表され、今後ファッションは勿論、ライフスタイル全般に至るまで、幅広いジャンルの情報発信やビジネス展開も期待される中、先月から今月にかけて登場も!

今や王室のルールにとらわれず、好きなファッションを自由に楽しまれているメーガン夫人ですが、やはりセレブ仕込みのセンスは健在。特に、ニュートラルでかつシンプルなアイテムをオシャレに見せるのは、とってもお得意です。

注目したのは、ヌード系のナチュラルカラーの2コーデ。アイテムやニュアンスは全く異なりますが、どちらもスタイリッシュな着こなしが素敵だったんです。本来夫人が大好きなベーシックアイテムと、モード感のあるシーズンアイテム。これらをいかにしてセンス良く、しかもドレスアップさせるのか……そのキーは、ハイブランド小物にあり!

すでにお持ちのものから、今回初お披露目されたヴィンテージのシャネルなど、どんな小物を、どのようにプラスすれば良いのか。これからの季節にもぴったりなスタイルから、ぜひ参考にしてください。


関連記事
50代が選ぶ「ZARA」。スペインのレティシア王妃に学ぶ「高見え」アイテムを見つけるコツ>>

 


STYLE ①
ハンサムシャツをドレスアップしてみせる着こなし方

メーガン夫人ファッションに学ぶ「ベージュの服を地味に見せない」着方と小物使い_img0
2024年3月8日、テキサス州オースティンで行われたカンファレンスにて。 シャツスカート/ジュリヴァ・ヘリテージ イヤリング/ボッテガ・ヴェネタ フラット靴/ヴァレンチノ 写真:ロイター/アフロ

メーガン夫人といえば、昔からシャツが大好き。きちんと感のあるものから、メンズライクなものまで幅広くお持ちで、その着方も何気ない袖のまくり上げ方や、襟元のボタンの開け方などがとってもこなれていて、夫人のセンスが表れています。

これは、先月米国オースティンで行われた、女性の表現に関するカンファレンスに出席された際のファッションですが、ヌードカラーのストライプシャツとロングスカートの、セットアップをお召しになっています。

シャツのデザインは、“ハズバンド・シャツ”と名付けられている通り、まさにメンズシャツのようなプレーンなもので、ややゆとりがあるサイズ感。これを華やかに見せるのは、一見難しそうですが、そのポイントは3つ。
まずは、シャツの素材。これは実は、上下ともにシルク。柔らかく光沢のある上質素材が、カジュアルではなく大人のエレガントさをプラスしています。

2つ目のポイントは、スカート丈。床ギリギリまで長さのあるロング丈というのが、とてもスタイリッシュでかつ豪華なイメージに。気になる下半身が隠れる上に脚長効果も狙えて、しかも一気にエレガントにも見えるのだから、このトレンドを取り入れない手はないかも。

そしてポイント3つ目は、小物使いです。まず、靴がフラットのミュールというところに注目。見えにくいですが、実はヴァレンチノの“Roman Studコレクション”から、ポインテッドのミュールに、一つ大きなスタッズがついたデザインをお履きに。アイボリーにゴールドのスタッドがアクセントになったモードな靴をプラスすることで、カジュアルに見えがちなお洋服が、一気にドレスアップして見えます。

メーガン夫人ファッションに学ぶ「ベージュの服を地味に見せない」着方と小物使い_img1
ピアス/ボッテガ・ヴェネタ 写真:AP/アフロ

見えにくいですが、ピアスはゴールドのノットが連なってフープになったデザイン。カジュアルめなものでリラックス感を持たせつつ、ゴールドで華やかさもあり。

ちなみに、襟の形はメンズ仕様と堅めですが、ボタンを2つ開けて着ることで、セクシーさをプラス。

カジュアルときちんと感、メンズテイストと大人の女性らしさ。これら相反するニュアンスを絶妙なバランスで仕上げているのが、メーガン夫人のスタイルです。

ベーシックカラーのベーシックアイテムも、素材や丈にこだわることで、トレンド感と大人っぽさが加わります。

またミュール以外に、ゴツめローファーやスニーカーなど、合わせる靴によって大きくイメージを変えることもできます。

 
  • 1
  • 2