高単価の仕事を見極めるポイントは、これ!
得意なことで始めるなら別ですが、ゼロスキルで始めるなら、人気のあるジャンルや高価格の仕事をねらいたいところです。その見極めの方法はあるのでしょうか?
「楽に取り組めるものは、単価も安いと思った方がいいでしょう。例えば、初心者OKのライター業は安価です。
ただ、書ける人が少ない業界や専門知識があれば高単価になります。
例えば、工業機械についての文章が書ける人はほとんどいないので、記事1本につき十数万円という案件を見たことがあります。ここまで極端でなくても、過去の仕事の専門知識を使えば、単価アップがねらえます。
そのほか、グラフィックデザイナーやイラストレーターも初心者が多い業界であり、初心者向けの案件は単価が安めです。
一方で、UX(ユーザーエクスペリエンス/ユーザーがサービスや商品を通して得られる体験・経験)や情報設計までできる人は少ないので、そうなると需要も、単価も高くなります」
ニッチな方向ではなく、世の中のトレンドに乗っかるのも見極めが重要だといいます。
「近年ますますDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI活用が叫ばれているので、DX推進できる人材やAIコンサルタントなどは注目度が増しています。同様に、数年前から動画編集も需要が急増しましたが、簡単に動画編集できるスマホアプリも増え、取り組む人も激増したため、簡単な編集程度だと単価は安くなっています。
ただし、Adobeの本格的なソフトを使える、絵コンテが描ける、企画立案から対応できるなどの高いスキルがあれば、単価はどんどん上昇します。
それは仕事をこなしつつ、身につけていくことも可能です」(内田さん)
まずは、自分に合っていそうなプラットフォームをのぞいてみて、ピンときたものから広げたり、深掘りしたりしてみるのも良さそうです。
構成/佐野倫子
イラスト/Semo
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