もんぶらんさんからの質問
Q.
大草さんに喪服についての質問です。お世話になった方や大好きだった人との最後のお別れなので、自分らしい服装で葬儀に参列したいと思っています。ですが、ブラックフォーマルのコーナーには、マーメイド風の裾の通年使える半袖~7部袖のワンピースに、リボンが付いた短めのジャケット、のような物が大半で、私には甘すぎるデザインばかりです。個性的である必要は無いと思っていますが、いかにも普段とは違うこんな時の為にとりあえず用意してある、みたいなのは違う気がするのです。大草さんはどのように考えてらっしゃり、どんな喪服を用意してらっしゃるのか、またおすすめのお店やブランドがあれば教えて頂きたいです。
mi-molletミモレ編集長大草直子の回答
A.
喪服に自分らしさや個性、今っぽさはなくてもいいと私は考えています。

もんぶらんさん、ご質問ありがとうございます。大切な人を亡くすということは、心の半分をもがれるかのようで本当に辛いですね。

喪服については何人かの方にご質問頂いていたので、私の経験に基づく形になりますが、お答えさせて頂きます。喪服は、お亡くなりになった本人、その家族、ご友人に対して「お悔やみ」を表す服です。そこに、自分らしさや個性、今っぽさはなくてもいいと考えています。正しい「喪の黒」、そして金具のない、マットな素材のバッグや靴をセットで揃えておくことは、社会人としての、大人としてのマナーだと思います。

そう思うようになったのは、この年齢になって、自分の仕事仲間や友人の「悲しみの席」を経験したからです。正直に言うと、黒の服で代用した時期もありましたが、やはり、私の黒はその場で浮きました。とてもいたたまれなく、「お悔やみ」や「悲しみ」に集中できませんでした。

そして、心から信頼する方を喪ったときは、あまりのショックで呆然とし、その日に着る服に、心が行き届きませんでした。全てを自動的に着れば間違いのなかった喪服のセットアップを用意していなかったことを後悔したのでした。
その後揃えた喪服は、通年使え、流行から無関係で、正しい黒。ほかのどんなシーンにも流用できませんが、もちろんそれで良いと思っています。お数珠やレースの手袋、薄手のマットな黒のストッキングも、同じ場所に置いてあります。

喪服のブランドはイギン ゴールドです。喪服も小物も松屋銀座でほとんどを揃えました。 

 

バッグはフォクシー、パンプスはセルジオロッシです。ストッキングはやハンカチも松屋銀座6階のフォーマルコーナーに一緒に置いてあるのでそこで。

永遠に「ないといいな」と思う瞬間を、少しでも心安らかに正しく過ごすために、大人の女性なら持っていたいセットだと思います。