


日々のお手入れ方法ですが、お召しになっているうちについたえり汚れや簡単なシミは、ついて間もないうちに濡れたタオル等で下に吸湿性のある布を置き、こすらずに、たたいて下の当て布に吸い取らせてください。生地を痛めないためにも洗剤は使用しない方がいいです。
シーズン終わりのお手入れですが、こちらはすぐにクリーニングに出していただくことが大切です。汚れは付着してから日が経過するほど落ちにくくなります。なかでも特に綿製品は、ドライクリーニングでは落ちにくい汚れがつきやすい性質を持っておりますので、シーズンが終わったらすぐにクリーニングすることをおすすめします。
また、トレンチコートは撥水性やコーティングがあるもののほうが、ないものよりは汚れがつきにくいです。

ただ撥水性は日々の着用・保管のなかで徐々にその効果を失っていきますし、永遠のものではありません。その効果をできるだけ長く保つためにポイントとなるのが「熱を加える」ことです。撥水剤に熱が加わることによって、その効果を一定程度回復させることができます。そのためにも定期的なドライクリーニングをおすすめしています。


素材の特性上、どうしても綿素材はシワになりやすくは目立ってしまいます。私の場合、どうしてもシワが気になるときは、当て布をし、スチーム等で軽く熱を加えて伸ばしています。ただ、スチームを当てすぎて生地を痛めぬようくれぐれも気をつけてくださいね。
Comment
コメント