堀田茜さん主演ドラマ『好きなオトコと別れたい』(テレビ東京系)、ご覧になっている方いらっしゃいますでしょうか? デジタル恋愛コミック誌「comic tint」(講談社)に掲載されている藤緒あいさんの人気漫画を実写化した作品です。
主人公・白石郁子(堀田茜)は、29歳のバリキャリ会社員。そして、彼女の“好きなオトコ”は、魅力的すぎるヒモの黒川浩次(毎熊克哉)。将来のことを考えるようになった郁子は、彼と別れることを決意して婚活に励もうとするのですが、浩次のことが好きだからどうしても沼から抜け出せずにズルズル……。年下のハイスペ男子・青山大翔(木村慧人)に求婚されても、やっぱり浩次のことばかり考えてしまうんです。
「わたしがいなきゃ」と思わせる“沼男”のテクニック
はたから見たら、絶対に青山と付き合うべきなんですよね。彼は社会的自立もしているし、郁子を泣かすようなことは絶対にしない。一方で、浩次は働く働く詐欺をして何度も郁子の期待を裏切ってきました。「そんなオトコとは縁を切っちゃえ!」とアドバイスを送る黄田ナナ(紺野彩夏)の気持ちも、よく分かります(ナナもナナで、ヒモを養っているのですが……)。
ただ、青山はひとりで生きていけそうなんですよ。相手は郁子じゃなくても、ふつうに幸せになることができると思う。しかし、浩次には“わたしがいなきゃ”と思わせる魔力があるんですよね。
ほら、『東京ラブストーリー』も、結局はひとりで生きていけなさそうなか弱いさとみ(有森也実)が選ばれたじゃないですか。あのドラマを観たとき、「男はやっぱり自分がいなきゃと思わせる女が好きなんだなぁ」と思ったけれど、それは女も同じなのかも。やっぱり、自分を必要としてくれる人がいるのってうれしいもの。
とにかく、青山くんにはJuice=Juiceの『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』を捧げたいです。青山くんのひとりで生きられそうなところを、魅力だと思って愛してくれる人は必ずいるはずだから!
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