140歳は“生き方再考”期。「道は無理に変えずに、走り方を変える」【福本敦子】

こんにちは。美容コラムニストの福本敦子です。とってもお久しぶりです！

しばらく連載をお休みさせて頂いていたのですがこの度、40歳になり、リアルミモレ世代に突入し、何か皆さんとシェアしたいなという気持ちでこの度帰って参りました。改めてよろしくお願いします。

福本敦子さんの前回連載はこちら＞＞
福本敦子の“流れに乗る”節目美容by二十四節気
 

思い起こせば最初にお声がけ頂いたのは2018年、6年前。独立したての34歳の頃でした。当時、書く経験の浅かった私にお声かけしてくれた編集者さんや、すでに書かれている先輩たちのラインナップはものすごく大人に見えました。
その頃は独立して数ヵ月、まだ生まれたてのホヤホヤで自分がこれから何をするのかもわからなかった私は「こんなところで書かせてもらって大丈夫なんだろうか……」と畏怖の念を抱いていたのを覚えています。　

と言いつつも、その後ちゃっかり4年ほどお世話になっておりました。

そしてお仕事では出版など、プライベートでは母を失くすなど色々な経験を経て、現40歳。

今感じていることは「道は無理に変えずに、走り方を変えてみる時期」なのかな、ということ。

感覚で感じている事なので自分の中でもまだふわっとしていて抽象的な事柄なのですが、自分も年齢を重ね、周りの環境もだんだんと変わっていき、今まで一緒に働いていた方々も40歳前後でえいっと転職したり独立したりこの先を見据えて暮らしや働き方を変えることが多く、また自分自身にもジワジワと、でも確実に来ているそんなタイミングや節目を感じています。

じゃあそれって何なの？　と具体的にはまだわからないのですが、そんなことを考えている時に思い出したのは占星術で言われるミドルクライシスという時期。

私はオーガニックコスメに関する仕事を20年くらいしているのですが、その道を勉強していると聞くことの多い「バイオダイナミック有機農法」という自然のリズムに沿った農法をきっかけに星占いに出会い、20代の頃少し勉強しました。ちゃっかり本まで出しています。

その占星術で言われる年齡域、という年齢によって変わるテーマというものがあるのですが40歳前後に誰もが来ると言われる、ミドルクライシスとうタイミング。

表現の仕方はたくさんあるのですが、決して怖い時期のようなものではなく、今までの価値観に向き合いつつ、また自分を刷新するようなリニューアルの時期と言われているそうです。心理学でもミッドライフ•クライシスという時期が語られていますが、まさにそれと同じような時期。

私の感覚では、これはちょっとしたトンネルのような「生き方再考期」なのかなと感じています。

先に書いたような何かを変えたみなさんも、自分にとっての幸せや、今後の生き方を考え、走り方を変えた結果に仕事の仕方や住む場所など目に見える事が変わったのだと思います。そう思うと、年齢を重ねて積み重ねていきつつ、同時に本当の意味で大人として新しくもなっていくような、少し不思議な時期です。

心理学などでは第二の思春期、などよく言われますが、なるほどという感じです。

復帰はじめから思わず少しマニアックな話になってしまいましたが、いろいろな日々を楽しみつつ、でも考えつつ、この時期をミモレの皆さんと一緒に並走できたらなと思います。どうぞ宜しくお願いします。

本日の一品

星の流れも自然の中のもののひとつ、という流れでこちら。自然の恵みをた
っぷり含んだオーガニックハーブのお茶です。味がしっかりしていて美味し
い。自然の力が入ったアイテムは本当はパワフルなんだなと感じさせる一品
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