【黒田知永子さん】40歳を過ぎてから「ワンピース」を着るようになり「ピアス」も開けました

変わっても変わらなくても。ただし若いときに執着するのは違うかな

「もうずいぶん昔なので、どちらが最初だったかも記憶が曖昧なんですが（笑）、ショートヘアにした前後に、ピアスも開けたんです。私が若い頃は『親からもらった体に……』なんて言われるような時代だったから、ずっと開けてなかったんですが、もういい大人になっていたので、開けてみたくなったんです。ショートヘアも最初は襟足など少し長めでしたが、どんどんすっきりと切ってもらうようになって、華やかさを足してくれるピアスが似合ったんですよ。

年齢を重ねていくと、自分を変えることに躊躇してしまうこともあると思うんです。変わらずに自分のスタイルを持っているのもいいことだし、変わりたいと思ったら変えていくこともいいこと。変わっても変わらなくてもいい。でも、若い頃の自分に執着してしまうのはちょっと違うかなと。

今回の書籍もファッション指南をしているわけじゃなく、年齢を重ねてもおしゃれを楽しむことの後押しになれば……そう思っています。実際に私は昔よりも今のほうがおしゃれが楽しいし、自由度も上がりました。もちろん似合わなくなるものもあって若い頃と比べがちですが、大事なのは自信を持って着ることなんじゃないかな。それだけで見え方も雰囲気も違ってくるなと思っています。

私の姿を見て、『ファッションは楽しんだモノ勝ちだから、楽しんじゃおう！』そう思ってもらえたら。度合いに違いは多少あるにしても、ずっと子どもの頃から今もファッションが好きな私ができることなのかなと。

ちなみに、最近、ピアスをもうひとつ開けました。少し前から、もうひとつ、どうかなと思い始めていて。ちょうど皮膚科にいったタイミングで、先生に聞いてみたら、すぐに開けられるよと言われ、施術のついでにピアスも開けてもらいました（笑）」

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