女子の憧れが詰まった年上男子・陽ちゃん(木戸大聖)


Netflixオリジナルドラマ『First Love 初恋』で佐藤健さんの青年期を演じ、“国民の初恋”と話題を集めた木戸大聖さん。昨年放送のドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系)で、人妻と恋に落ちる年下男子を演じていたこともあり、どちらかと言うと可愛らしい役柄がハマるのかな? と思っていたのですが、10個下の幼なじみ・八海(畑芽育)に憧れられているお兄さんキャラもすごぶるハマっている!
 

 


三姉妹の幼なじみで、酒屋の跡取り息子の陽ちゃん。こちらもコウタロウと同じく、女子の憧れを具現化したかのようなキャラクターです。たとえば、八海が鼻にソフトクリームをつけてしまったとき、「ティッシュ取って!」と言われているのに、自分の手拭いを使ってサッと拭いてあげる。そして、「赤ちゃんかよ」と愛おしそうに笑いかけてくるのがズルい!

陽ちゃんは、八海の恋心にまったく気づいておらず、妹のような存在としてしか見ていないので、天然で爆弾を落としてくるんですよね。八海が姉たちと喧嘩をして外を飛び出したときも、「俺が行く」と真っ先に探しに来てくれるし、「うちの店、奥に休憩用の部屋あんだろ。今度、家出したくなったら、そこにいろ」と駆け込み場所まで提供してくれる。

さらに、「あんまフラフラすんな」と本気で心配してくれるのに、八海のことを女性として意識しているわけじゃない。八海が「子供扱いしないでよ」と言うと、当たり前のように「子どもだろ?」と返してくるのが苦しいです。


陽ちゃんと八海が結ばれてほしい気持ちもあるけれど、陽ちゃんにはこのまま八海のことを妹としてしか見ていないお兄さんキャラのままでいてほしい気も……。そういえば、序盤は七苗に恋心を寄せているような描写が目立っていましたが、コウタロウといい雰囲気になってからは、あくまでサポート役に徹しているところも健気で尊いです。とにかく、陽ちゃんと八海はどんな形であれ幸せになってほしい!