絶対劇場で観るべき迫力のサウンドと映像美。映画『オペラ座の怪人』20周年リマスター版が凄い!_img0
 

美しい世界観にどっぷり浸かれるミュージカル映画『オペラ座の怪人』が復活します。しかも4Kデジタルリマスター版です。オペラ座の怪人・ファントムと若きオペラ歌手クリスティーヌの究極のラブストーリーを圧倒的なサウンドと高精細な映像美で楽しめるなんて贅沢過ぎるのかもしれません。2005年に大ヒットした公開当時に足を運んだ人も、うっかりスルーしていた人も今回の公開20周年記念公開を見逃せない理由があります。

 

作曲家自ら映像化を手がけ、空前のヒットを記録した不朽の名作


「4Kデジタルリマスターであのファントムが還ってくる!」。エモさいっぱいのこの宣伝キャッチフレーズに乗っかって損はありません。観れば、夢のような美しいサウンドと映像に包まれる体験ができるからです。

『オペラ座の怪人』は19世紀のパリのオペラ座を舞台に、プリマドンナへと成長するオペラ歌手クリスティーヌが幼なじみの青年貴族ラウルに愛されながらも、孤独な魂と情熱を持った謎の怪人・ファントムに心惹かれていく物語。

そもそも映画『オペラ座の怪人』は、本家によって完全映画化された作品です。1986年ロンドンでの初演以来、世界各国で上演されているミュージカル『オペラ座の怪人』の作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバー自ら手掛けたものです。「舞台バージョンは永遠に公開し続けることが難しいからこそ、映像で永遠に残したい」という思いを込めて、実現されました。

絶対劇場で観るべき迫力のサウンドと映像美。映画『オペラ座の怪人』20周年リマスター版が凄い!_img1
 

またロイド=ウェバーと公私ともに親交があり、『バットマン・フォーエバー』などを代表作に持つジョエル・シュマッカー監督は「『オペラ座の怪人』を観たくても劇場に行けない人が世界中に何百万人もいる。アンドリューの音楽を愛する人々に映画版をプレゼントしたい」と話し、タッグが組まれた背景もあります。

2005年1月29日に日本で公開されると、リピーター続出の空前の大ヒットに。当時のミュージカル映画史上最高興行収入を誇り、全世界興収の40%以上を日本が占めたそうです。劇団四季によって1988年から日本各地でロングラン公演されている劇場版の効果は大きそうですが、美しい旋律で綴る究極のラブストーリーはミュージカル映画好きにも刺さったはず。

そんな伝説の名作が最新のデジタル技術によって、半端ない没入感を与える作品に仕上がっているのです。グレーディングと呼ばれる色味の調整が施され、ガラスのように脆く美しい世界観がより鮮明に表現されています。