1「シワやほうれい線はあっても、顔の輪郭が整っていればOK」「これだけは保っておきたい」という“自分の若さ”を決めると本当に必要なものが見えてくる！【松本千登世・AMATA美香】

髪も肌も体型も諦めなければキープできる

――美香さんの、諦めたくないと思っている部分について教えていただけますでしょうか？

美香　私の場合は、やっぱり一番は髪ですね。髪って、白髪は染められるし、薄毛も育毛剤でケアできる。諦めなければキープできるけど、逆に諦めたら完全に終わるんですよ。

松本　私もAMATAでいろいろケアしてもらうようになってから、髪質がかなり変わりました。

美香　あとは肌のハリや透明感。たしかに若いときよりは衰えを感じますけど、そこは頑張ればいつだって戻ってきますから。

松本　今は良い化粧品やケアの選択肢も劇的に増えましたしね。

美香　そうそう。私は汚れをしっかり落とすことを重視していて、落としきってから炭酸系アイテムでケアするんです。そうすると肌のトーンが一段上がる！

松本　ボディケアはいかがですか？　美香さんはいつも背筋がピンと伸びていて、若いときから体型が全く変わっていない印象です。

美香　ええ、かなり頑張っています(笑)。体型って実は、諦めなければ一番キープできるものだと思うんですよ。それこそお尻だって、若い頃のようにプリンとしていられる(笑)。私は年をとってお肉のつき方が変わってきたとき、整体に通ってEMSや代謝ケア（銀座シェプロック）を受け始めたんです。そうしたら何と、下腹まわりが19センチも痩せたんですよ。

松本　えっ、19センチ!?

美香　この変化は体重には現れないんです。でもフォルムには現れる。千登世さんが「年齢を重ねると、二の腕とか外に出す部分が華奢じゃなくなってくる」と言っていたけど、それもむくまない体質を作ることでかなり対処できると感じています。私の場合は整体もだけど、普段からキビキビ動いたり、あとは代謝のいい食べ物を積極的に摂ったり。ただ最近は、機敏に動くより優雅に動きたい、と思うようにはなってきましたけど。いかんせん私、動きが慌ただしいので……(笑)。

松本　こうしてあらためて考えてみると、年齢を重ねると本当にやることが増えますよね。だからこそある程度はケアの断捨離が必要なんでしょうけど、美香さんはわりと全て諦めない、という姿勢ですよね。

美香　そうかもしれません。その１本のシワ、そのわずかなたるみなどのせいで心が落ちるなら、私は様々な化粧品や美容医療の力を借りて頑張りたいと思っています。

――きっちり断捨離されている松本さんと、「何も捨てたくない！　頑張りたい！」という美香さん。対照的なお二人ですが、何より大事なのは、そうやって何を保っていると自分の心が元気でいられるか、何なら手放しても気にならないか、を知っておくことなのかもしれませんね。

次回はさらにスキンケアに特化して、お二人の捨てたケア、続けているケア、そして50代以降に新たに加えたケアについてお聞きします。6月29日（土）公開をお楽しみに！