また、『ビリオン×スクール』も『素晴らしき哉、先生！』も、先生がだいぶクセ強なのが興味をそそるポイント。
まず、『ビリオン×スクール』で山田涼介さんが演じる加賀美は、日本一の財閥企業のトップで億万長者（＝ビリオネア）。そんな彼が身分を隠して、問題児が集められた“ゼロ組”に赴任することになるのですが、この感じ、ほのかに平成ドラマのエッセンスを感じてワクワクします。
個人的な激アツポイントは、山田さんと志田未来さんが17年ぶりに共演すること！ 『探偵学園Q』（2006〜2007年・日本テレビ系）の放送から、もうそんなに時間が経ったのか……と思うとゾワっとしますが（笑）、高校の同級生でもあるおふたりが、同じ学校で働く教師を演じるというのが感慨深いです。
そして、『素晴らしき哉、先生！』で生田絵梨花さんが演じるりおは、「先生だってデートもするし、裏垢で愚痴るし、はしゃぎたいときもある。先生だって人間だ！」と言い切る人間らしさ全開の教師。
学生時代って、先生は生まれながらに先生で、ハメを外すことなんてなくて〜と、まるで聖人のように思っていませんでしたか？ 同級生が先生になったりするようになってからは、「なんだ、先生も普通の人間なんだ」と思うようになりましたが、もっと前に知っていたら、もう少し先生に親近感を持って接することができたのかなぁなんて思います。
10代のころに『素晴らしき哉、先生！』に出会いたかった！ 大人になったいまは、りおに共感しながら観ることになりそうです。
夏ドラマはそのほかにも、山岳医療の実態を描いた『マウンテンドクター』（カンテレ・フジテレビ系）や、宮藤官九郎さん脚本の『新宿野戦病院』（フジテレビ系）、セレブ妻たちがドロ沼マウントバトルを繰り広げる『スカイキャッスル』（テレビ朝日系）など注目作が盛りだくさん！ スタートが楽しみです！
前回記事「『虎に翼』花岡(岩田剛典)の魅力を今こそ語りたい。“いけすかない若造”で“真面目で優しく不器用がすぎる”人間らしさが好きだった！」はこちら＞＞
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