素敵な言葉は「目から脳にインプット」を習慣化。アン ミカさんの揺るぎない「ポジティブ脳」の秘密とは？

経験に裏打ちされた芯のあるポジティブメッセージが、見ている私たちをも元気にしてくれるタレントのアン ミカさん。そんなアン ミカさんの、人生を前向きにしてくれる言葉を集めた『スーパーポジティブ日めくりカレンダー 今日もアン ミカ』が発売になりました。

2021年に発売して大人気となった前作から3年。さらにパワーアップしたカレンダーについてアン ミカさんが込めた思い、そしてアン ミカさんのポジティブの源泉について、インタビューでお聞きします！

「自分自身」のバランスを取るツールに

——前作の日めくりカレンダーの発売は2021年3月。コロナ禍のタイミングでした。新作では、その間に考えたことや思ったことなども盛り込んでいらっしゃるのでしょうか。

アン ミカさん（以下、アン ミカ）：特に、自己肯定感を高めるメッセージ、他者とのコミュニケーションを円滑にするためのメッセージは、今回のカレンダーの中で重きを置いています。社会が動き出して人間関係が活発になってきたこともありますし、あともう一つ、情報過多な状態から少しでも解放するような言葉をお伝えしたいと思ったんです。

SNSが当たり前になった今は、とても容易に誰かと自分を比較できてしまいます。それによって、自分自身が置き去りになってしまう方もいれば、逆に自分にフォーカスが偏りすぎてしまう方もいる。バランスを取ることがとても難しくなっていると感じます。自分と他者の関係をちょうどよく中和するには？　そんなヒントになればと思って、いくつかメッセージを選んでみました。

素敵な言葉は「目」から脳にインプット

——ある意味心のクセのようなものもあり、前向きな考え方というのは一朝一夕でできるものではないかもしれませんが、その点、カレンダーというアイテムはポジティブ思考を習慣化するにはとてもいいですよね。ポジティブ思考には反復運動が重要なんじゃないか、という気がすごくしています。

アン ミカ：私自身も、素敵だなと感じた言葉はすぐに手帳に書き留めます。その後、スマホにも同じ言葉をメモしながら、分類していくんです。人間関係のストレス、自己肯定感、コミュニケーション、キャリア……どのカテゴリで力をくれそうな言葉なのか、目で見てわかるように整理するんですね。

人が情報を得るときには、圧倒的に視覚の情報が大きいと言われています。だからこそ、SNSを見すぎて疲弊したり、悲しいニュースに心がしんどくなったりもしてしまう。でも逆に、心にいい影響を与える言葉を見て、学んだり感じることができれば、前向きな思考にシフトチェンジすることだってできる。私はそう考えていて、自分が感動した言葉を書いて、整理して、脳にインプットするという作業を続けるようにしています。