圧巻の洞窟温泉も!半島がまるごとホテルな「ホテル浦島」
そんな疲れた体を休める2日めの宿は「ホテル浦島」ですが、とにかくとてつもなく大きい!この海に突き出た半島がほぼ、ひとつのホテルなんです。
桟橋でタクシーを降り、船でホテルに向かいます。この昭和レトロなかわいらしい表情の亀さんの船、その名も「浦島丸」。竜宮城へ連れていってくれるのでしょうか?(笑)。どこかテーマパーク感もあり、のどかでワクワクした気分が高まります。
ホテル浦島はいくつかの建物にわかれていますが、今回のツアーで宿泊するのは「山上館」。文字通り山の上にあり、部屋からの眺望も最高。
山上館に行くためには、長いながーいエスカレーターに乗る必要があります。天まで続くような、終わりの見えないエスカレーター。こんなところもなんだかアトラクションっぽくてユニーク!(もちろんエレベーターもあります)
のぼってものぼっても、まだまだ続くエスカレーター。夕食は、山上館の中にある食事処でミニ会席+ハーフバイキング。
そしてホテル浦島、なんといってもいちばんの売りは、洞窟温泉!
海沿いの洞窟の中に温泉があるんです。
実は夕食のあと、夜10時ごろに温泉に入ったのですが、そのときはここまで海が間近な状態だと知らなかったんですよね。洞窟温泉ってどんな感じだろう、とワクワク……としながら向かうと、入口付近ですでに「ザバーンッ、ザバーンッ」と、岩に激しく波がぶつかる音が。
夜のため全体に薄暗くてよく見えず、激しい波音がするほうが海だということはわかりますが、はたしてどういう構造になっているのかが全然わかりません。あまりの波音の大きさに、そのうちザバーンと温泉の中に大波が打ち寄せるのではないかと、内心ヒヤヒヤしていたほど。
翌朝にもう一度行ってみて、ようやく中の様子を把握でき、よくぞこんなところに温泉を作った、すごすぎる……と激しく感動。
岸壁に激しくぶつかっては引いていく波の音を全身で受け止めながら入る温泉。ちょっとほかでは味わえない、貴重な体験かと思います。とくに夜は暗さも相まって、全身の感覚が研ぎ澄まされて、海のパワーが何倍にも増幅して感じられます。ぜひ朝も夜も入っていただき、その違いを体感してみてください。
館内には忘帰洞以外にも玄武洞という洞窟温泉や2ヵ所の内風呂があります。また山上館の宿泊者しか入れない眺望風呂もあり、温泉巡りを楽しめます。ただし本当に広いホテルなので、歩き疲れてしまわないように……。
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