この記事のコメント欄には様々な意見が書かれていますが、「多くの人が他人を喜ばせるために間違った相手と結婚するけれど、彼女はそうじゃない。それが彼女が素晴らしいロールモデルである理由だと思います」というコメントには、深く共感してしまいました。また、子どもがいる読者からは、

「私に結婚したいという20歳の娘がいたら、結婚する準備ができていなくてまだ人生で経験を積みたいという34歳の娘を支持するのと同じくらい、彼女を支持すると思う。親の意にそぐわない内容だとしても、子どもたちの選択を尊重し、判断しないこと」

「テイラーは誰にとっても優れたロールモデルであり、彼女の恋愛ついての人数を数えたりするのは女性蔑視そのもの。娘や孫娘には落ち着かないで欲しい。彼女たちやテイラーがたったひとりの人をみつけるまで、もしくはみつけないとしても、私は結婚のためだけに男性からの平凡さを受け入れるのではなく、パートナーと一緒に幸せになることを願っています」

との書き込みも。

そしてグリオン記者に対する「彼が女性が結婚と子供のためだけに存在すると感じているのは明らかです。彼は男性と男性だけに利益をもたらす古風な家父長制の考えを支持している」というコメントが、この記事の問題点を最も的確に表しているかもしれません。
 

 


過去に何度もこのような批判に晒されてきたテイラーは、『The Man』でこんな歌詞を書いています。

「私は全速力で走ることにもう疲れているの 
もし私が男だったら もっと早く辿り着けたかな
私に対する批判にはうんざり だってもし私が男だったら そんな男になっているはずだから 男の中の男にね
彼らは私ががんばっていて努力していると言うはず
彼らは私がどれだけ賞賛に値するかということに疑問を持つこともない
私が着ている服が無作法であっても私の素晴らしい考えや権力とは切り離して考えてくれるはず」

Netflixのドキュメンタリー『ミス・アメリカーナ』では「若い女の子」という理由で侮られてきた苦しみを吐露していたテイラー。「女のくせに」という枕詞が世界から消える日は、一体いつ訪れるのでしょうか。

皮肉に満ちた『The Man』のMV。イライラする内容なのですが、オチがあるのでよろしかったら最後まで観てみてくださいね。
 

「テイラー・スウィフトは34歳で未婚で子どもを産んでないからロールモデルに相応しくない」と書かれた記事が大炎上_img0
 

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