仕事に求めるものは収入だけではない
“ネガティブ”からスタートして、サイト運営だけではなく、これだけ多岐にわたるお仕事にまで広がりましたが、実際、収入はどのようになっているのでしょうか?
「正直なところ、収入はブライダル関係のサイト運営をしていた時の方がいいんです。ブライダルって単価が高いので、1件の成約による報酬が大きい。ただ、家でずっとひとりで作業をして孤独でした。だから、メーカーや百貨店の方とお会いしたり、小柄さんコミュニティの方々とお話がしている今の方が、ずっと楽しいし充実しています」
何に重きを置くかは、人それぞれの価値観。お金最優先! という人もいるかもしれませんが、以前の記事で、複業のプロ染谷昌利さんが「今はみんな、リアルなつながりや温もりを求めています。ネット越しだとしても、人となりが求められるようになりました」とおっしゃっていたとおり、時代も変わっています。
関連記事
【複業のプロが伝授】「稼ぐ」体験はどうやったらできる?ビジネス感覚を身につけて一歩を踏み出そう>>
「PR案件を受ける時も、サイズが合わないなと思ったらクライアントに『私には合わなかった』と正直に伝えます。フォロワーさんの期待を裏切れない」というHappYさんのスタンスも、まさに人とのつながりを重視して、今の時代にマッチしています。
HappYさんのお子さんももう高校生と中学生になり、自由になる時間も増えてきたといいます。ますます仕事に精を出す……のかと思いきや、「家族のことが最優先。時間の余裕ができた分は、友だちとのランチやホットヨガなど自分時間を充実させてます」
そんな働き方もミドル世代にとっては理想的。「稼げる自分」でありながら、軸足をどこにおくかは自分次第で決めていい。
発端は、長年の”ネガティブ”要素からのスタートでも、満足度も、環境も、すべてのバランスをうまく成り立たせることも可能です。
構成/佐野倫子
イラスト/Semo
前回記事「【「ニッチなテーマ」と「肩書き」で切り拓く】いつものSNSで自分の生活の知恵を売るメニューづくり」はこちら>>
Comment