前回は「下地を塗る前の肌の“湿度管理”」についてお話ししました。いよいよ下地を塗りますよ〜! 今回は、下地だけでカバー力やトーンアップ機能のある、補正力高めの下地を塗る場合のテクニックです。
テクスチャーに厚みがあり、ベージュ系の色をしている場合が多いです。
さて、そんなカバー系下地、どう塗る!? 左写真のように、4点置きしたらすーっと指でのばしますか? それとも右写真のようにざっくり4ヵ所に塗り広げたら両手でスキンケアのように広げる……? あなたは普段、どのように塗っていますか?
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カバー力のある下地は、スピーディに全体に広げるのがポイント
ひとくちにメイク下地といっても、いろんなタイプがあります。どれも同じ塗り方でいいのか? というとそうではなくて、タイプによって塗り方を変えるのが上手に仕上げるコツ。本当に下地って奥が深いんです。
せっかくなので、下地のタイプ別にそれぞれ塗り方をご紹介してきたいと思っています! まずは、しっかり補正力を発揮するタイプの下地から。
トーンアップ下地や、ベージュ系の血色仕込み下地などが該当します。テクスチャーに厚みがあって、塗るとファンデーションなしでも肌が整い、「休日はこれだけで十分かも?」というようなしっとりとしたタイプの下地。
こちらはカバー力がある分、ちょこちょこと細かく塗り広げると、指の筋が残ったり、ムラができたりしやすいため、広い面でざっくりスピーディに広げるのがコツ。
乳液を塗るような感覚で、【まずは広い面で全体的にのばす。その後、細かい部分を整える】という塗り方がおすすめです。
両頬、おでこ、あごの4点に置き、指の腹でそれぞれすーっとのばしていくという塗り方。この塗り方をしている方が多いのでは? 小さな面で塗ると指の筋がつきやすく、また時間がかかるため、後半は下地が乾いてのびが悪くなったり、ムラになったりする場合も。
おすすめはこちら。両頬、おでこ、あごに大きな“なると”を作る要領で、最初から広めに置く。その後、両手を同時に使ってくるくると、スキンケア感覚で手早く全顔になじませるという方法。“なると”を外側にどんどん広げていくだけで、カバーしたいところは濃く、フェイスラインなど顔の外側や鼻まわりなどは薄く、グラデーションにもなり、それだけで自然な立体感も。広い面でなじませるため、塗りムラができたり、指の跡もつきにくいのも嬉しいポイントです。生え際や耳前は塗らないでおくと、小顔見せ効果も。
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