どんなことでもギブ&テイクを求めてきたり、自分のメリット(利益)ばかり考えている人と関わると、残念な気持ちになることが多いですよね。
そういった“メリット重視人間”との付き合いは、どうしていけばいいのでしょうか?
前提:お互いにウィンウィンである関係は大事
前提として、基本的には、お互いにウィンウィン(相互利益がある関係)であることは大事です。
どちらかが犠牲になってしまう関係は不健全ですし、壊れやすいもの。特に、優しい性格の人は、自己犠牲の精神をもって損な役回りをし過ぎてしまうところがあるので、嫌なことはハッキリ断ったほうがいいです。
世の中には、「自分のことしか考えない人」「人を犠牲にしても自分の快適さを守ろうとする人」は少なからずいるので、そういう人とは離れたほうが無難でしょう。
ただし、ビジネスならまだしも、プライベートでの関係でも、何でもかんでもあからさまにギブ&テイクであることを求めるのは考えもの。相手が自己のメリットばかり追求していると、悲しい気持ちになることは多いですよね。
“メリット重視人間”とうまく付き合うには?
現実的に、自分以外の人を変えることは難しいので、メリット重視人間と今後も付き合っていきたい場合は、“そういう人”だと思って関わっていくしかありません。
ただ、見方によっては、メリット重視人間に対しては、「相手のメリットを提示する」と動いてくれやすいことも。
「この人は、“損をしたくない人”だ」という解釈をして、相手が得すること(損しないこと)を提示して提案することを心がければ、希望通りのことをしてくれることもあるのです。
逆に、メリット、デメリットに関係なく、「そのときの気分」や「生き方のこだわり」が行動の中心になるタイプのほうが、関わっていくのが難しい場合もあります。
特に何を求めていて、どんなことを考えているのかが分かりにくい人やあまのじゃくの人は、お誘いやお願い事に対して、どんな反応が返ってくるのかが想像しにくいことが多いので、だんだん関わるのが面倒になってしまうことも……。
だから、付き合うなら、メリット重視人間のほうが分かりやすくて楽な場合もあるのです(笑)。
ただ、プライベートで親しい間柄なのに、相手が「自分にとって得があるかどうかで行動を変える、現金な性格」の場合は、空しい気持ちになるもの。それは、やはり「愛」を感じられないところがあるからでしょう。
そんなときは、「どうして、この人は、そんなメリット重視になってしまったのか」を考えると、見えてくることもあります。誰もが初めから “メリット重視人間”というわけではないことも多いのですよね。
それについては、次のページで紹介します。
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