夏休みに帰省する人は多いものですが、残念ながら仲のいい親子ばかりではありません。でも、遠く離れて暮らしていると、こんな時期にしか会えないこともあり、無理して帰省する人も意外といます。
苦手な親との付き合い方は、どうしたらいいのでしょうか?
仲のいい親子ばかりではない
親子とはいえ、お互いを思いやれるいい関係ばかりでもありません。子供に理不尽なことを要求する親、依存してくる親、理想を押し付けてくる親は、少なからずいます。
親は親なりに子供を愛しているつもりでも、本当の意味での「愛」を分かっていない人も意外といます。
また、親子とはいえ、相性はあります。なかには価値観の合わない親子もいます。「親と会う時が一番気を遣う」という人もいるくらいです。
しかも、距離の近い間柄だからこそ、お互いに甘えがちなところもあり、意見が合わないときは、容赦ない言い争いに発展しがち。親しい間柄だからこそ、「自分のことを分かってほしい」と思うものですしね……。
そういう残念な親子関係の場合は、「親子とはこういうものだ」というこだわりを捨て、“一般的な親子”と比べることなく「自分と親の関係」を客観的に認識し、それに合う関わり方をしたほうがいいでしょう。
帰省しないのは、親不孝?
せっかくの夏休みに無理して実家に帰り、親と喧嘩をして気分悪く過ごすくらいであれば、帰省せずに離れた距離で気遣い合っていたほうが、お互いに幸せでいられるもの。
相性の悪い親子の場合は特に、「自分の心身の余裕があるときに会う」のに限るものなのかもしれません。
心や体が疲れていると、親のわがままや残念な発言に対して大目に見られなくなってしまうことは多いもの。しかも、日常的にストレスがたまっている状態の場合は、うっぷん晴らしのように喧嘩に発展してしまうこともあります。
そんな余裕のない状態のときは帰省しないで、自分の時間をもって、心身を休めたほうがいい。
親に「今年の夏休みは帰れない」なんて言うと、「親不孝者」だの、「冷たい人間」だの、「孫の顔が見たい」だの言われる場合もあるかもしれませんが、「わざわざ帰って喧嘩するよりもマシ」だと思って、自分を癒すことにお休みの時間を費やしたほうがいいでしょう。
ただし、ただ単に電話やメールで「帰らない」と言ってしまうと、親を寂しがらせてしまい、自分自身も自己嫌悪を抱きがち。また実家には帰りたくないけど、「地元の友達には会いたい」なんてケースもあるもの。
だから、「親との関わり方の色々なパターン」を考えてみるといいでしょう。それについては、次のページで紹介します。
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