“あの”名作『南くんの恋人』が、令和に男女逆転で帰ってきました!
『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系)では、南くん(八木勇征)が15cmの手のひらサイズに! 大好きで憧れの存在でもあった恋人が、突然小さくなってしまったら、ちよみ(飯沼愛)はどうするのか……。思いもよらぬ事態に陥ったちよみと南くんが織りなす物語に、毎週癒やされています。
この南くん、とにかく“令和の理想の恋人”なんです! 可愛いと思われることを厭わない、みんなに優しいけど好きな子には特別優しい、女の子として好きなのではなく、人間として好きだと伝える……と、こんな感じで。本稿では、そんな南くんの素晴らしさをとことん語っていきたいと思います!
「可愛い」が最上級の褒め言葉だと分かっている
第1話の、ハイタッチをすると見せかけてのハグ。あまりにも自然すぎたため、「もしや、南くんって恋愛上級者なの?」と思った人も多いのではないでしょうか。学生時代の恋愛って、相手があまりにも胸キュン行動を炸裂させてくると、“過去”を感じてしまってちょっぴり切なくなったりしますよね。
ちよみも、「どこで覚えてくるわけ? 南くんは、そういうの!」と言いながら、どこか複雑な気持ちもあったと思います。しかし、南くんは「漫画! 寮にあったやつ!」と即答。さらに、「今日やろうって決めてた!」と手の内を明かしちゃうところも、可愛すぎました。
男性に対して、「可愛い」と言うのは褒め言葉にならなかった時代もありますが、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で、「可愛いは最強なんです。カッコいいの場合、カッコ悪いところを見ると幻滅するかもしれない。でも、可愛いの場合は何をしても可愛い。可愛いの前では服従。全面降伏なんです」と言われていたように、令和のいま「可愛い」は最上級の褒め言葉。
可愛い部分を見せないように……と気をつけている男性も多いですが、南くんのようにどんどん見せちゃってほしいところです。なんて言ったって、可愛いの前では服従。全面降伏なのだから!
みんなに優しいけど、好きな子には特別に優しい
「優しいね、南くんは」とちよみに言われたとき、当たり前のように「そりゃ、好きな相手には優しいだろ」と即答した南くん。この台詞を聞いたとき、「令和で求められるモテ男はこれや〜〜!」と感動しました。好きな子にいじわるしたり、回りくどいアピールをしたりするのは、平成でおしまい。令和では、好きな人には優しくするのが当たり前な世の中になってほしい!
もちろん、“ドSキャラ代表”の『花より男子』(1995年・TBS系)の道明寺(松本潤)も、『恋はつづくよどこまでも』(2020年・TBS系)の天堂先生(佐藤健)も、好きになったらとことん優しいし、そのギャップにキュンとする部分はありましたが、南くんみたいにみんなに優しい。でも、好きな人には特別に優しい……っていうのが、令和らしくていいなと思いました。
また、南くんは人気者なのに(人気者だから?)、もっとモテてやろう! みたいな気持ちがないところも好きです。「写真を撮ってください」と女の子たちに声をかけられたとき、撮るには撮るけど「俺、彼女いるんで」とさりげなく予防線を張って、踏み込ませないようにする。これぞ、モテ男のエチケット! 浮気心がないからこそできることかもしれませんが……。
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