【バチェロレッテ3】「あなたたちに魅力がないわけではない」という言葉に詰まった正直さと優しさ。“令和のバチェロレッテ”亜樹さんに拍手を送りたい!_img0
『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3 Prime Videoにて配信中

成功を収めた1人の独身女性の運命のパートナーの座を巡り、男性陣がバトルを繰り広げる『バチェロレッテ・ジャパン』(Prime Video)。7月11日に最終回を迎えたシーズン3で、バチェロレッテを務めたのは東大卒・元官僚の武井亜樹さん。“バチェラー候補生”のようなハイスペ男性が多数出演し、盛り上がりを見せた本番組を振り返りながら、令和のバチェロレッテ像をひも解いていきたいと思います。
※本記事は、番組本編の展開や結末に関するネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。
 

 


嫌なことは「嫌だ」とはっきり伝える!


亜樹さんは、初対面の段階から男性陣をバッサバッサと斬っていました。たとえば、手を差し出されても「大丈夫です」と拒否。「牛を触ってみませんか?」と言われたときも、「牛が興奮していて危ないからやめておこうかな」と拒否。いちばん印象的だったのが、マヌカハニーを“アーン”されそうになったとき、何度も何度も「自分でやれます」と拒否していたこと。

正直、わたしだったら「嫌だ」と言えるだろうか……と思いました。たとえば、本当は牛を触りたくなくても、空気を乱さないことを優先して、「可愛いですね」なんて無理をしていたかもしれません。マヌカハニーの件だって、何度も来られたら、諦めて受け入れてしまっていたと思います。

でも、それって本当の優しさなのでしょうか。牛を触って、嬉しそうなフリをしたら、その数秒は相手を満足させることができるかもしれない。ただ、喜んでいると勘違いされたら、また牛を連れて来られる可能性だってあります。そしたら、そのたびに嘘をつかなければならなくなってしまう。

亜樹さんは、いく度となく「正直な人がいい」と言っていました。それは、つまり自分にも正直だということなんだと思います。たしかに、最初に「わたし、牛苦手なんだよね」と言ってもらっていたら、「そうなんだ」と受け入れることができる。でも、あとから「本当は嫌いなんだよね」と言われた場合、あのときの笑顔はなんだったんだ……? となってしまいそうですよね。
 

パーソナルスペースの守り方


また、パーソナルスペースに関しても、SNS上でさまざまな意見が上がっていました。男性陣は、初対面の段階から“拒否”されてしまった感覚になり、気持ちが萎えてしまうのでは……? などなど。たしかに、一理あると思います。物理的な距離を近づけることによって、恋が芽生えることもある。

でも、パーソナルスペースの広さって、人それぞれなんです。亜樹さんは、初対面の人に手を握られたり、アーンをされたりするのが受け入れられないタイプ。だとしたら、最初に自身のパーソナルスペースを提示するのは大事なことで、我慢をするべきポイントではないと思います。