ファッションの世界で働く40代、ぽっちゃり体型。コンプレックスをカバーするためにも、毎シーズントレンドをチェックして、乗り遅れないように努力をしてきた。でも、海外に引っ越し、おしゃれな服装をして出かけるチャンスもほぼなくなるという経験をしたら、これまでの価値観がガラガラと崩れていくような状態になっています。そんな今の心境を語ります。
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毎シーズン新しい洋服を買っては、断捨離を繰り返す日々
自分のコンプレックスを隠すために、そして仕事柄ちゃんとおしゃれをしてなきゃいけないという心境も加わり、毎シーズン新しい服を買い、身につけることで自分を保とうとしていたこれまでの私。
そのため、クローゼットはみるみるうちにパンパンになり、シーズンごとに断捨離をしなければもうスペースがない状態に。それでも毎シーズン買い物をするので、買う→断捨離のエンドレスな繰り返し。
おしゃれをしていたら“浮く”という生活に変わり……
だけれど、海外に引っ越してからは、リモートワークで人と会わずに(会ってもオンラインミーティングのみ)で働く&仕事後や休日は子供の野球の付き添いでカジュアルな格好をする、という生活スタイルに変化。
海外に引っ越してからの新たな洋服選びのマインドは、過去の記事(「暑いから涼しい服を着る」毎日の服選びはもっとシンプルでいい!)で書きましたが……
なにも特別な予定がないのにおしゃれをしていたら、むしろ“浮いてしまう”ような状態に変わったんです。日本にいた頃は少なくとも週5で外に出て働いていたので、毎日“ちゃんと”おしゃれをしていなければいけないと思っていたし、もともとカジュアルなファッションが苦手だったので、休日もあまりラフな服装はしていませんでした。
なので、ほぼ毎日“普通”のカジュアルな服で過ごすという生活をしばらく送っていたら、これまでなかったある感情が芽生えてきたんです。
その“ある感情”とは、「おしゃれすぎるトレンド服を着るのは恥ずかしい」というもの。
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