【滝沢秀一さん】「ごみから人生が変わる」と僕が断言する理由
僕が回収している、家庭ごみを収集する一般回収に、一部「少量でかつ有料で」という条件付きで出される会社のごみがあります。それを回収していて気づいたのが、「分別がいいかげんな会社は6年以内につぶれる」ということです。
「滝沢、さすがにそれは大げさに言いすぎだろ、盛りすぎじゃないか? しかも10年じゃなくて6年なんて、大げさにして炎上させて注目浴びたいだけだろ!」
そう思われるかもしれないですが、これがいいかげんな法則じゃなくて、本当にそうなんですよ。ごみ清掃をやりはじめて6年目に気づいたんです。分別がひどい会社は6年以内にごみを出さなくなっている……。
ごみ清掃の立場から見た会社って、「きちんと分別する会社」と「まったく分別をしない会社」の2種類しかないんです。会社のごみは、社員一人ひとりが捨てたごみがまとめられたものですよね。つまり、会社で出すごみの分別がいいかげんということは、「ごみの分別までやっていられない」「どうせ会社がごみを出すんでしょ」と考えている社員がいる会社、ということです。
ごみの分別は、社会人ならふつうに心がけるべきことなので、それがいいかげんな会社には、社会人としての自覚が薄い社員しかいないって思われても仕方がない。会社のことを愛していれば、分別していないごみを出したら、その会社がどう思われるか考えるはずです。
でも、分別をおろそかにしているということは、それを考える社員がいなかったってことになる。そして、社員がごみの分別をしないことを許容している会社も、その程度の意識だということになるんじゃないかな。でも、「とりあえず儲けることが優先で、ごみのことは適当でいいや」みたいな精神だと、思わぬところで足をすくわれるんじゃないかと思います。
仕事で成功したいなら、まずごみのことを考えてみようって言いたい。ムダなごみを減らして正しく捨てられれば、自然とムダな仕事も減ってやるべきことが明確になる。
そう、ごみからあなたの未来が変わるかもしれないんですよ。
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