私の住まい、「ココが好き!」

ミドルエイジの住まい、お気に入りポイントは? メンバーからはさまざまな声が寄せられました。ロケーションや日当たりなどの物理的ポイントと、ご近所づきあいや地域コミュニティなどの人間関係ポイントに分かれました。

本音その1
「都心にアクセスがよく通勤や買い物に便利、駅から近い、日当たりがいい、適度に緑があるところ」
「高台なので景色が良い。日当たりが良く冬も昼間は暖房いらずなところでしょうか」
「超都心ですが、緑も多く、駅近。お風呂場に窓があるところ」
「お気に入りポイントは家の中心にあるウッドデッキ。睡蓮鉢にメダカを入れて置いたりしています」

物理的ポイントに象徴されるのは、駅から近い、都心に近い、などのアクセスの良さ。これらを優先して選んでいるメンバーが多い印象を受けました。
また、日当たり、緑がある、などの住環境も大きなポイントのようです。お風呂場の窓やウッドデッキなど、建物内の設備を挙げる人も多く見られました。
 

本音その2
「新築で一斉入居だったので入居者全員が同期(?)のようで、特に子供が生まれてからは同年代のママさん達と親しくさせてもらい、子育てに関してはとても良い環境だったと思います」
「何よりお友達がたくさんできたこと。もう皆、20年来の付き合いでママ友、パパ友、長屋のようなお付き合い。ちびっこを預かったり。お祭りをしたり。子育ても皆でしたし、この先お年寄りになっても皆で助け合いながら暮らしていけたらなあと思っています」

近隣住民とのコミュニケーションや地域コミュニティでの活動など、人的環境を挙げた人も少なくありませんでした。人間関係は、自分だけではなかなかコントロールしづらいので、恵まれた人間関係は何ものにも代えがたいですね。
 

 


今の住まいについての「お悩み」はありますか?

住まい事情に悩みはつきもの。今回も、多くのお悩みが寄せられました。こちらも物理的なお悩みと人間関係のお悩みに分かれました。

本音その1
「今のマンション15年程住んでいますが、同じマンションでディスポーザーが壊れたり、給湯器、エコキュート(オール電化の為)などなど故障し始めて、ドキドキしています。まだ我が家は何も壊れてないけど、一気に来そうで……」
「水栓全部、ガスコンロ、換気扇、トイレ全とっかえ(ウォシュレット三つ目)、給湯器、家の備え付けはそんな感じ? お風呂が手付かずだけど、浴槽も寿命があって浴槽取り替えは浴室全リフォームだから、もう下手に浴室乾燥だけとか替えないようにと家関係仕事の友に言われていて……もろもろ寿命でお取り替えに追われています」

住まいの「経年劣化」に関するお悩みが多く見られました。長く住んでいるとあちこちに不具合が起きてくるのは住宅の宿命ともいえるでしょう。壁紙の汚れや破れ、インターホンやディスポーザーの不具合、火災報知器の故障……などなど、年月を経るほど悩みどころは増えるようです。
 

本音その2
「わたし一人の空間がなくて。旦那さんは息子が使っていた部屋を侵略しているのに、寝る時は一緒。そろそろ一人でゆっくり寝たいのだけど、部屋を別にして寝るっていう発想がないらしいです」
「夫は自分専用の部屋があるのに、私にはない! 私は一人時間が欲しいですし、静かでシーンとした自分だけの空間が欲しいです」
「私の居場所はキッチンでほぼ立ちっぱなしでスマホ見たり、誰も居ない時間に畳でゴロゴロするくらい」

既婚女性から多く寄せられたのが、「自分専用の部屋がない」というお悩み。ひとり暮らしでは当たり前ともいえる「自分の空間」が、家族と一緒に暮らしているとままならない……そんな既婚女性たちの様子が伝わってきました。
 

本音その3
「近い将来、子どもたちは家を出ていくでしょう。となると、この家に私と旦那が二人きり。はたしてこの家で二人きりの生活が耐えられるのか……」
「子どもが独立しました。今は夫と2人の生活に突入し、この家を持て余しているのが現状です。夫と気が合わない事が2人きりなってからは益々浮き彫りになって来て、この先どうなるかわかりません」
「え? 今からこの人と協力して家建てる? 建てたい? てか、一緒に住みたい? 無理じゃない? って事で、無理~! って言って、そのまま2年経ちます」

今回寄せられたお悩みコメントで一番多かったのは「子どもが巣立ったあとの夫婦での2人暮らし」について。子どもを持つミドル女性にとっては共通のお悩みなのではないでしょうか。こちらのお悩みについては、夫婦問題に直面するメンバーからのリアルな本音が続々と寄せられました。

「住まい事情」は、年齢やライフステージによって、また個々の考え方によって異なってきます。ミドル女性それぞれの人生の数だけ、住まいのストーリーがある……。「ファッションよりも多様なのが住まい事情」というメンバーの声に象徴されるように、寄せられたコメントには、たくさんの物語があるということを実感しました。

それぞれのメンバーが、長い人生の過程で、その時の自分にとっていちばん心地よい住まいをつくりあげていく……そんなミドル女性の姿が浮かび上がりました。
 


文/Nao
イラスト/タカハシさん
 


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「夫は自分の部屋があるのに私にはない...」ミドルエイジ女性が抱える“住まい”についての悩みを徹底深掘り!【40代〜50代調査】_img0
 

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