f40〜50代のミドル女性が抱える悩みやリアルな本音を探る『ミドルエイジのほんとの本音』。

今回のテーマは「ミドルエイジ女性の住まい事情」についてです。
「住まい」は人生に欠かせないもの。暮らしの基本ですね。人生100年時代、生活の質を上げるには、住まいを充実させることが大きな要因となるのではないでしょうか。
そこで「40代~50代のミドルエイジ女性の住まい事情」を探ってみました。

※『ミドルエイジのほんとの本音』は会員数11万人の女性メディアmi-molletの読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕から作る連載です。今回はメンバーのNaoが担当します。

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Naoさん
夫の単身赴任によりワンオペ育児中の会社員。金融関連会社勤務で、FP技能士(ファイナンシャルプランナー)の資格を持っています。以前、社宅管理業務を担当していたことから不動産への関心が大きく、FP資格試験で最も得点が高かったのは「不動産分野」でした。



不動産価格高騰の時代、あなたは賃貸派? それとも持ち家派?

「老後が身近になってきた50代、“安心”のために定年前に家を買うべき?」 あなたは持ち家派?それとも賃貸派?ミドル世代のリアルな『住まい事情』を探ってみた【40代〜50代調査】_img0
 

近年の不動産価格の高騰は多くのミドルエイジ女性にも影響を与えているようです。この問題に関しては、多くのコメントが寄せられました。
「将来への不安から、思い切って購入した」というメンバーの声もありました。
 

 


本音その1
「賃貸派です。以前はマンションを購入しようと検討しましたが、住宅の価格も上がり始め、数千万のローンを組むことへの不安、20年後の日本経済の状況を考え、賃貸に落ち着きました」
「新築を探していたのですが、今はあまりにも高いので購入時期を見直しました。しばらく様子を見たいなと思っています」
「以前は東京五輪が終わったら不動産価格が落ち着くと言われていましたが、全く落ち着く気配がなく、価格が高騰したままなのでしばらく購入は見送っています。このままでは高すぎて買えません」

最も多かったのは、不動産価格の高騰により購入を見直したというコメント。東京23区の新築マンション平均価格は令和5年に1億円を突破(出典:日本経済新聞HP)、首都圏の不動産価格も高値で推移していて、購入へのハードルは上がる一方です。そんな中で、情勢が落ち着くまでしばらく様子を見ようとするメンバーの様子がうかがえました。
 

本音その2
「引っ越したい時に気軽に動ける賃貸に魅力を感じています。家族のスタイルによって住む家も変わっていくのではないかな」
「購入してしまうと、どうしてもその場所に縛られてしまい、メンテナンスなど時間も費用もかかってきます。そう考えると、身軽・気軽な賃貸がいいのかなと」
「結婚後、ずっと賃貸を選んで暮らしています。周囲に気兼ねしたくないし、いつでも引っ越せる身軽さが今は欲しいので」

賃貸派のメンバーも多く、いちばんの理由は「身軽であること」というコメントが多く集まりました。賃貸のメリットはなんといっても「いつでも引っ越しができる」こと。ライフステージの変化に合わせて柔軟に住まいを変えられることは、とても便利ですよね。
 

本音その3
「50歳を間近に控え老後が身近な存在に。75歳になっても家を貸してもらえるのか? 定年前に家を買わないといけないのかなと思うようになってきました」
「ここ数年の不動産価格があまりに高すぎて買えない! と思っていましたが、夫に何かあったときに住まいを確保しておきたかったので購入しました。ローン返済中に契約者に万が一のことがあった場合、ローン残高がゼロになる『団信生命保険』をがっちり付けてローンを組みました」

賃貸は高齢になると借りられないという話も耳にしたことがある方はいるのではないでしょうか?(「65歳以上の“入居拒否”4人に1人。知られざる賃貸の『高齢者差別』」出典:リクルートsuumo HP)持ち家派は高齢になった時の不安から「安心感」を求めて購入した、もしくは検討中のようです。配偶者に団体信用生命保険に加入してもらうことでローン破綻のリスクに対応しているメンバーも。

 
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