ミニマリストブームで自信を失う

「ものを持たないことが正義?」「服を減らせない私はおしゃれになれない?」そんな疑問を経て、40代が辿り着いた今の自分にちょうどいいスタイルとは_img0
写真:shutterstock

何年も前から長く続いているミニマルブーム。
“ものを持たないことが正義”のように感じてしまうようになり、それとは正反対で、たくさん服を持っている私は、たった数枚のワードローブで年中着回せない私は「ダメ」なのだと思うように……。自分は一向に“おしゃれの域”にはたどり着けないのだと悲しくなりました。

自分で洋服を減らす試みを何度もしたけれど、結局はリバウンド。
でも、海外に引っ越すことになり、持参できる衣類の量が物理的に限られた状況になったことでやっと大幅な服の減量に成功。

 

けれどしばらく経って、新しい環境に必要な服、新しい気分にマッチする服が欲しくなり、また洋服は増えていきました。そして、結局たくさんの服を持っている私はダメなんだと自己嫌悪。

とはいえ、心の底では、いくらものが少ないことが正解なのだとしても、手放してしまったらものがなくなるすっきり感よりも、無くなったことの後悔のほうが大きいだろうというモヤモヤもあったのは事実。