順子さんがいち早く注目したこのオクタダブルクロス。のちに、世界のトップメゾンもこぞってオーダーを重ねているというほどの人気を誇っているのだとか!
「素晴らしい生地との出会いが、ジェイドットの服づくりを発展させてくれます。特に日本には、世界も認めるようなトップレベルの技術力を有する機屋さんがあるんです。ジェイドットを通して、その魅力を届けることができれば私にとってもこの上なく幸せです」
穏やかな口調でそう語る順子さん。生地選びに始まり、細やかで綿密な立体裁断の手作業など、1つのサンプルを形にするまでにかけられる多くの時間と情熱は並々ならぬものがあるに違いありません。
「もうずっとこんなふうに服づくりに向き合ってきているから」という順子さんの笑顔はとても素敵で、印象的でした。
デザイナー自信が惚れ込んだ素材を、自らの手で立体裁断して服を作り上げていく。ジェイドットの服は、さまざまな”特別”がレイヤードされ形になったもの。
「着ることに誇りを持てる」、そんなスペシャルなジェイドットの服は、移り変わる時代にも揺るぐことのない、エターナルな魅力をたたえたものばかり。
年齢を重ねた私のために、そしてさらなる「これから」のために……。少しずつワードローブに加えていきたい、改めて実感しました。
(左)谷川順子(たにがわじゅんこ):「j.(ジェイドット)」デザイナー。1986年NY・Fashion Institute of Technology卒業。帰国後はオリジナルブランドを運営しながら、BARNEYS NEW YORKの日本進出やTHE GINZAアパレル企画などに関わる。2007年長年の盟友である林 恵子とともにDoCLASSEを設立。2023年新ブランド「j.」を始動。
(右)松井陽子:エディター&ライターとして、雑誌やカタログなどで活躍中。湘南在住。家族は藍染師の夫と、20代2人、10歳の子と猫。mi-molletで月に2回アップされる「スタッフの今日のコーデ」も人気。Instagram:@yoko_matsui_0628
撮影/目黒智子
モデル・構成・文/松井陽子
前回記事「大人のための新しいリアルクローズ「ジェイドット」で新定番のTシャツとデニムを発見!」はこちら>>
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