妻が「夫のインスタ」で知った「本心」は…


「夫のスマホを見たのは、外に女がいるんじゃないかと疑ったからです。もともと交友関係がそう広くない彼が浮気するのは想像できなかったんですけど。案の定、LINEやメール、SMSは全部チェックしましたが何も見つからず少しホッとしました。

でも、SNSはやらないと思っていた彼のスマホにInstagramがインストールされているのに気づきました。プロフィール写真も設定しておらず、誰もフォローしていないし、フォロワーもいないアカウント。でも『検索』の欄を見たら……巨乳の水着姿、下着姿みたいなセクシーな女性の写真がずらっと並んだんです。さらにDMを見たら、セクシーな女性のストーリーにハートやリアクションを送っていて……」

夫を疑いスマホを見てしまったものの、妻を求めない理由は単純に性欲の減退でいて欲しかった。しかし夫は女性の身体にきちんと興味を示していたことに、真子さんは愕然としてしまったそう。

 

「それで、さらにSafariやChromeの履歴を見たら……アダルト動画を観ている履歴が見つかりました。私、何というか絶望してしまって。今まで大きな胸や露出度の高い服など、セクシーさを売りにしている女性を意識したことはありませんでしたが、男性って結局、こういうわかりやすい『エロ』が好きなんだということを目の当たりにしました。

それに比べて、産後でまだ緩んでいる身体、垂れた胸の私に欲情するわけがない。きっと今の私は、夫から見れば性欲の対象とは間反対のところにいる。そう思って本当に本当に悲しくなり……」

「昔は週2、3回は誘われたのに…」産後のセックスレスに悩む33歳の妻が、夫のインスタを見て絶望した理由_img0
写真:shutterstock

けれど真子さんは、そこで決して泣き寝入りはしませんでした。

その場で寝ている夫を叩き起こすと、そのスマホを彼の目の前にかざして感情を爆発させたのです。

「私を愛してるなら、こんな小さな画面の架空の女に性欲を向けないで、妻である私に欲情する努力をちゃんとして欲しい。原因があるなら解決したいし、私も努力する。私は性欲もあるし、夫婦として身体の繋がりを持ちたい。レスになんて絶対になりたくない! と、数ヵ月1人で悶々としていた気持ちを勢いに任せてすべてぶつけました。

彼は私の様子に驚いて怯えていましたが、『わかった、ごめん』と、しおらしく謝っていました。でも……レスの難しいところって、いくら相手にこちらの気持ちを理解してもらって反省されても、簡単には解消しないところなんです。だって、身体が反応しないんですから」

性欲は湧かないものの、前提として愛妻家である真子さんの夫。彼は妻の気持ちを理解し、以来何度も身体を重ねようとしたものの、なかなか達成できず。

そんな夫の様子を見て、真子さんはやや投げやりな気持ちで、彼のスマホ画像や動画にあったような露出度の高い際どい下着を調達したり、さらにはアダルト動画を観ながら、という方法も試したそうです。

妻側からそれほど夫に寄り添うと言える提案をし、真剣にセックスレス解消に励んだ真子さんの努力に涙ぐましい気持ちになります。「夫婦として、愛する夫と身体の繋がりも持ちたい」とまっすぐに性欲を伝えることも、簡単なことではなく勇気のいる行為だと思います。

さらに真子さんはエステやパーソナルジム、美容外科にまで通い外見に磨きをかけたそうですが、しかし残念ながら、セックスレス解消はなかなか難しかったと言います。

しかし真子さんはそれでも諦めず、筆者の想像のはるか上をいく方法をさらに試していくのです……。

後編では、セックスレスが“ある程度”解消された驚きのルールについて詳しく語っていただきます。


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構成/山本理沙
 
「昔は週2、3回は誘われたのに…」産後のセックスレスに悩む33歳の妻が、夫のインスタを見て絶望した理由_img1
 

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