早速届いたマットレスは、クルクルと巻かれて真空状態。パッケージから出して、膨らんでいく様子を見ていたのだが……あれ? なんか小さくない?
なんと私は、前の家で使っていたマットレスが160cm幅だったのにも関わらず、リサーチのしすぎで、どこかでそのサイズが140cmなのだと思い込んでしまったのだ。寝てみるものの、どう考えても狭い。夫は「サイズ間違えるとかあり得なくない!? なんで確かめないの!?」と激怒。おっしゃる通りだけど、前の家のマットレスサイズも当然計ったし、でも途中からそう思い込んじゃったのだもの。サイズを間違える人を侮ってすみません、私がまさにその4人のうちの1人でした。
一瞬焦ったけれど、100日までトライOKだから返すことができる。日本は違うのかもしれないけれど、ヨーロッパのエマは返品送料も無料だ。不幸中の幸い、サイズは違ったけれど、一番いいマットレスの感触はこんな感じか、というのも分かった。最も売れているのはその下のグレードのものなので、そんなに違いはなさそうだし、スタンダードモデルの160cmサイズでいいじゃんということになった。
しかし7月半ばも過ぎていたため、セールは終了。スタンダードモデルも通常価格になっていて、正直セールで買った一番良いモデルとそこまで変わらない値段に戻っている。セール価格を知っているのに、正規の価格を出すのはなあ……とサイトを見ていると、「再生品セール」なるページを発見。再生品とは、私のようなアホ人が返品したものを、カバーなどは全て替え、仕立て直して販売しているもののこと。リサイクルしていてエコだし、値段も安め。こっちでいいわと思い、スタンダードモデルの160cm×200cmサイズを、何度も何度も確認しながらポチった。
数日後に到着したマット。サイズは正しい。いいじゃないかいいじゃないか。ところが寝てみると……。
どうも思っていたのと違うマットレスだったのだ。が、思いの外長くなったので、この続きは次回に!
<書籍紹介>
『GOROGORO KITCHEN
心満たされるパリの暮らし』
著:井筒麻三子 写真:Yas
定価:¥1980
講談社
Amazonはこちら
楽天ブックスはこちら
パリで働く日本人Mamikoが、暮らしのvlogをYouTubeチャンネル「GOROGORO KITCHEN」でアップし始めたら、日本人だけでなく、世界中の人たち(現在チャンネル登録者数41万人)からの熱い支持が!
色や柄を自由に使った小さいけれど素敵な部屋、フランスの家庭料理も普通の和食も作る日々のおうちごはん、蚤の市でのお宝探し、農家からもらってきた2匹の猫……。
パリのおすすめレストランや、喜ばれるパリ土産もランキング形式でご紹介。
YouTubeでは語りきれない暮らしのコツや素顔のパリのエッセイを美しい写真と共にたっぷりとお届けします。
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