オーガニックコットンを用いた心地よい暮らしの衣服を提案するブランド「ナナデェコール」から、ご自身のイニシャルを冠したブランド「KO」を8年に渡り発表している服飾ディレクターの岡本敬子さん。今回は、上質な素材と遊び心溢れるディテールが人気の「KO」とミモレストアとの別注で制作した、「大人の白」にとことんこだわったリブニットをご紹介します。年齢を経るごとに「白の使い方が大事になってくる」という岡本さんに、秋冬の白の着こなしをご紹介いただきました。
「こだわったのは、曇りのないクリアな白。
顔色を明るく、コーデを洒落てみせてくれる色です」
KEIKO'S COMMENT
夏の白も爽やかですが、冬の白はまた特別な感じがします。そのせいか、私は特に秋から冬にかけて白の着こなしが増えるんです。空のトーンもやや落ち着きますが、太陽の位置が下がるので光が近くに感じられ、白や色の着こなしが映える気がするんです。若い時はミルクティーみたいな白も好きでしたが、いまはクリアな真っ白が好き。白は汚れやすいというイメージもありますが、実はレフ版効果があり、顔周りが明るく見えるので、大人には積極的に白を推しているんです(笑)。冬のクリアな白ニットは、探すとなかなかないのですが、着るだけできちんとお洒落をした印象になれるのも魅力です。
こちらはナナデェコールで毎年定番人気のリブニットを、“真っ白”なオーガニックコットンで作った1枚。首元の程よいクルー加減が、アクセサリーとの相性も良く、ネックレスを合わせたり、スカーフを巻いたり、いろいろアレンジしていただきやすいと思います。特にパールとの相性は抜群なので、ぜひパールネックレスと合わせた着こなしもおすすめしたいですね。
オーガニックコットン100%なので、肌触りがフワフワと柔らかで暖かく、1枚でさらりと着ていただくのも素敵だと思います。
どんなボトムとも合うシンプルで使い勝手の良いニット
KEIKO'S COMMENT
こちらのニットは、シンプルなデザインなので、どんなボトムとも相性良く着こなせます。今日のような黒はもちろん、グレー、ネイビー、こげ茶、白、デニムなどベーシックなボトムとの相性は抜群! 小物を変えればオフィスにもOKですし、ジャケットのインナーにもおすすめです。Tシャツがそのまま長袖になったくらいの気軽さで着ていただけます。
素材も色も重くなりがちな秋冬は、どこかに“白”を入れると着こなしに軽さが出るので“効かせ色”としても万能。例えば、ニットの首元から白を覗かせたり、黒コーデに白い靴を履くだけで抜け感が出る。私も気づけばトップスをはじめどこかに白を取り入れています。
ニット自体もとっても軽くて着心地が良いので、ぜひ気軽に手に取ってみてください。裾も袖もやや長めなので、袖をくしゅっとしたり、前だけインしたりと、ご自身のアレンジで楽しんでいただけたらと思います。
オーガニックコットン100%の毎日着たくなる肌触り
「オーガニックコットンの良さは、着ていくうちにどんどん柔らかくなっていく心地よさにもあると思います。使い込むうちに肌に馴染んできますし、洗うとまたキュッと元に戻る。毎日着てもストレスを感じない点も魅力です。『KO』はオーガニックコットンの心地良さはベースにしつつも、シンプルだけれど遊び心を加えたアイテム、というのがテーマ。この白のリブニットもそうですが、ワードローブにありそうでない、着てみると小さな発見があるものをお届けしたいといつも思っています」
ありそうでない冬のクリアな白ニット。合わせるボトムを選ばず、着るだけで洗練されたおしゃれな着こなしになる岡本さんこだわりの1枚です。
こちらは現在ミモレストアで期間限定で販売中です。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
取材・文/ミモレ編集部
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