おはようございます、編集・川端です。
今日は、前回の『スタッキング可能』続き松田青子さんの最新エッセイ『ロマンティックあげない』を全力でご紹介したいと思います!

小説『スタッキング可能』のエキセントリックさに比べると、『ロマンティックあげない』は、著者の年相応の(1979年生まれとあったので私と同い年の今年37ですね)関心ごとがぎゅっと詰まった心浮き立つエッセイです♪♪
松田さんは、海外芸能ウォッチャーであり、フィギュア・映画・舞台が好きで、文具フリークで、コスメブログのウォッチングも欠かさない。
→はい、すぐにでもお友達になれそうです♡
松田青子さんの非凡なるところは、みんながちょっと気になっていたけどスルーしていたところを言葉にし、鋭く突っ込みまくるところだと思います。
前作「ウォータープルーフ嘘ばっかり!」でも、マスカラの使い終わりがいつなのか、ということが気になって仕方ないみたいなんです(笑)。
『ロマンティックあげない』を読むと、使ってないものが家にあることや、キレイに使い切れないことがとてもストレスだそう(「文房具沼」)。わかる気がする。。。
真っ白いワンピースや白い制服、アイドルの衣装などを見ると「生理の時のことを考えてない」と憤りを感じたり(「白いワンピースに、色を塗れ!」)。
フィギュアは好きなんだけど、解説者のやけにポエミーな紹介が気になる(「フィギュアスケートの季節」)。
などなど、そんなにいろいろ気にしていたら、生きていくのが大変だろう、と余計な心配をしてしまうけれど、本人はいたって楽しそうだし、言葉にしてくれてありがとう!なこともたくさんありました。
ビバ!やりすごさない才能!


東京はしばらく雨続きのようですね。風の日、雨の日、読書日和♪と前向きに思って過ごそうと思います。
ではではまた〜☆
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