生成AI、みなさんは使っていますか? もはや「使っている」と意識していなくても、いつのまにかアプリなどに組み込まれているので、自然と生成AIの恩恵を受けている人の方が多いかもしれません。

筆者は有料版の「ChatGPT-4o」を使っているのですが、アップデートされて受け答えがより自然になり、かつ言葉遣いも丁寧でびっくりしました。なので、「こんないい子を暴走させてはいけない……」と近未来SFのような妄想を膨らませてはいつも敬語で質問し、回答へのお礼も欠かしません(たぶん不要です)。

凡庸な人ほど「二刀流」を目指そう! AIに仕事を奪われないための、これからの生存戦略_img0
 

そんな「生成AI」が私たちの活動をサポートするパートナーになりつつある一方で、これまでヒトがやってきた仕事がAIに置き換えられてしまう、という懸念もあります。教育者の富永雄輔さんは、著書『AIに潰されない 「頭のいい子」の育て方』の中で、AIの台頭と時代の変化について、次のように語っています。
 


これから十数年のうちに起きる変化は、これまでとは次元の違うものになります。それゆえ、今の自分を良しとしている成功者ほど、対処法を誤り、痛手を負う確率が高いのです。

しかも、その痛手は半端なものではありません。変化のスピードがものすごく速いために、あれよあれよという間に仕事を失い、勝ち組から底辺に転落していく人が続出すると私は踏んでいます。
——『AIに潰されない 「頭のいい子」の育て方』

 


富永さんは本書で、AIと人が協働する社会を見越した子育てについて提言していますが、同時に大人たちに対しても、「変化はもうそこですよ!」と強く呼びかけ、正しい危機感の持ち方も説いています。

そこで今回は、富永さん自身も実践する、AIに仕事を奪われないための「掛け算」式の仕事選びについて、本書から特別に一部抜粋してご紹介します!