「低賃金でコツコツ働く」を見直すとき

何かが起こると話題の2025年、木下レオンが海外脱出!? その真意とは?_img0
 

——ご自身の挑戦、という意図があったのですね。ちょっとほっとしました。ちなみに、円安の影響もあり、コロナ禍前と比較しても、海外旅行者数も海外留学者数も減少傾向にあるようです。レオンさんは経営者として店舗経営もされていましたが、日本の経済動向もやはり気になるところでしょうか。

レオン:そうですね。特にコロナ禍が明けてからは、「このままぬるま湯に浸かっていてはいけない」という危機感が強くなりました。ぬるま湯も浸かりっぱなしなら、そのうち冷水になってしまうからです。ただ、危機感の持ち方は人それぞれなので、私自身は今すぐ行動に移さないと、と思っていますが、もう少し時間が経ってから気づく人もいるかもしれません。いずれにしても、もし自分が“暗い場所”にいると感じたのなら、あとは“光が見える場所”に動き出すしかないと思うのです。

時代は大きく変わろうとしている。「低賃金でコツコツ働く」という日本的な文化には、もはや迎合しなくたっていい。日本の素晴らしい文化を大切に思う気持ちは持ち続けながらも、“強い外貨”を得るために世界に飛び出すのもアリではないか。これからは、そうした柔軟な思考と広い視野が求められると思っています。
 

 


自分が「木下レオン」でなくても海外に行く


——「アグレッシブかつ能動的に稼ぐ」ということですよね。社会の空気感もあってか、そうした考えからはちょっと遠ざかっていたように思います。

レオン:お金を稼ぐことに限らず、未来は「自分で取りに行くもの」です。目の前にある椅子をただ眺めているのではなく、ときには自分から座りに行くべきです。私のオリジナル占い「帝王占術」は、そうしたみなさんの日々のアクションをサポートするためのものですし、ぜひ、自分に合った環境を手に入れるためのヒントにしていただきたいとも思っています。

私が「海外に拠点を移す」と言うと、「お前はお金があるからできるんだ」とか「環境に恵まれているから行けるんだ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが、私が「木下レオン」でなく一人のサラリーマンだったとしても、今なら海外に行ってチャレンジするでしょう。語学が堪能でなくても、事業計画の構想途中でも、さほど貯蓄がなくても関係ありません。今はそのくらい、自分の中で「海外で可能性を広げる」ことに心が掻き立てられているからです。海外でしっかり成功を収めて、それを日本に持ち帰りたい——。私は今、そんなふうに考えているんです。