50代は香水がいちばん似合う年齢⁉︎ 好きになるとおしゃれもどんどん進化していく【松本千登世・美香】_img0
 

50代から満足度の高い美容とは、「何を捨てて、何を取るか。自分なりに決めるところから!」と意見が一致している美容エディター松本千登世さんとヘアサロン「AMATA」代表の美香さん。取捨選択の具体的な内容はバラバラなお二人ですが、「年を重ねるごとに大事になってきた」と一致するのが“香り”の選び方だそう。その理由と可能性についてお話をお伺いしました。

 


50代でも変わらず続けていること


松本千登世さん
20代半ばで出会ってからずっと愛用しているシャネルのクリスタル オードゥ パルファム。活用頻度に変化はあるけれど、本能的に好きな香りは変わらない。

美香さん
あらゆる香りを着け比べて「これ!」というものを追求すること。新しいものを試し続ける。

50代になってやめたこと

松本千登世さん
愛される香りや色気がアップしそうな香りを選ぶこと。“人のため”をやめて、“自分のため”の香りを選ぶように。

美香さん
“今の自分が負ける”と感じた香りはスタメンではなくなった。でも、完全にやめたわけではなく、スタメンではない、というだけ。違う出番がある。

50代になって新たに取り入れたこと

松本千登世さん
バスタイムのフレグランス。今まで使わなかったような重ためのフレグランスをたっぷり纏って入浴。肌から香りが漂ってくるようで、すごく心地良い。

美香さん
“追いフレグランス”。外出先で、フレグランスを着け直すとき、同じ香りではなく違うフレグランスを重ね着けして、新たな香りに。気持ちがリフレッシュする。

 

50代は香水がいちばん似合う年齢⁉︎ 好きになるとおしゃれもどんどん進化していく【松本千登世・美香】_img1
美香さんの“追いフレグランス”はこちら。「THREE エッセンシャルセンツは気分によって7種選べるのもグッド。プロデュース中のブランドVeludo(ビロード)は、ストレスフルな時に癒やしをもたらすアロマブレンドが好評のオイル。アーユルヴェーダセラピーを受けたときのようにすっきり」(美香さん)

 

お香で部屋を浄化するのがルーティン


――五感の鋭さは人それぞれですが、こと嗅覚に訴える香りというのは、スキンケアやメイクとはまた違って、美容において独自の魅力を放っている不思議なゾーンだと思うんです。

美香さん(以下 美香) 私はけっこう嗅覚の人間で、フレグランスはもちろん、お香も好きなんです。朝は毎日、起きたらまず窓を開けて空気を入れ替えたら、今度は窓を閉めてお香を炊くの。そうやって部屋の中を浄化するんです。お香の香りは決めていないんですけど、最近のお気に入りは明治神宮で販売されている白檀や、KITOWAの伽羅など。高いんですけど浄化力が違う。そうして家中の淀みを取ってもらったら、コーヒーを淹れてコーヒーの香りに移っていく、という感じですね。このルーティンをおこなうと、朝から心がザワザワしないですむんです。

松本千登世さん(以下 松本) 私はフレグランスはとても好きなんですけど、空間の香りに関しては、心の余裕がないとケアしないので、今美香さんのお話を聞いてちょっと反省しました。

美香 空間の香りって“非日常”を提供してくれるじゃないですか。ホテルとかブティックとか、ラグジュアリーな空間ってそれぞれの香りを漂わせていて、それによっても高揚感をもらえる。だから家を香りで満たすと、その非日常感を持って帰った感じがして好きなんです。

松本 たしかに部屋を香りで満たすと気分が変わりますよね。それを認識させてくれたのがTHREEの3つのホームフレグランス。エントランス用、スタディルーム用、ベッドルーム用とあるんですけど、コロナ禍で家に閉じ込められているとき、どうにもやる気が出なくて。スタディルーム用をシュッシュッと漂わせたら、本当に働く気分に切り替わったんですよ!

美香 気分に合った香りをまとうって本当に大事!