40歳。個人差はあるでしょうが、40代という大台に突入するとき、この年齢に多少なりとも「う……」と圧のようなものを感じる女性は少なくないのではないでしょうか。

"Age is just a number."(年齢はただの数字)という名言には納得できる一方で、日常のふとした瞬間に、どうしても年齢を意識してしまうことが増える。外見のちょっとした変化、健康への意識、そして自分を取り巻く環境など……。

現在39歳のミモレ編集の山本。30代を惜しむ気持ちがフツフツと湧いたとき、なんとなくChatGPTに聞いたら、なんと「40歳まであと100日」でした。

「ママ業も有給があっていい?」5歳の息子と離れ、1週間ママOFF旅へ。“さすがに無理そうな夢”の夫への交渉法 _img0
 


1週間の「ママOFF旅」へ 


「40歳になる!」と、プライベートでもミモレでも大騒ぎしていたおかげなのか、先日、自分でも驚きの大イベントが起きました。

まさに30代の締めくくりにふさわしい、1週間のヨーロッパ旅行へ行ってきたのです。しかも10代から仲良しで、今となってはママ友でもある女友達4人で。

様々なタイミングが重なり、3週間ほど前に突発的に決まった旅でしたが、発端となったのは去年の夏に思い切って行ったハワイ旅行。コロナ禍がようやく終わったタイミングで、私は4歳の息子を置いて単身旅を決行しました。

(詳しくは去年の記事に書いています「4歳の息子を置いて夢のハワイ旅行へ...!夫への交渉が成功した“意外な理由”【ママの単身旅1】」)
 

 


理由はいろいろとあるんですけど、去年の私は「ママ業から少しの間離れてみたい」という気持ちがとても強かった。結果、実際に離れてみたら得られたものも大きく、私だけでなく息子や家族にも良い影響があり、また友人や読者さんからも反響をたくさんいただきました。

個人的に、私は「ママ業にも有給休暇があっていい」と思っています。

自分が母親になり痛感したのは、あまりに単純ですがママ業は想像をはるかに超えた重労働だということ。

個人差はあれど、出産により身体もメンタルもガクンと不安定になる中で、年単位で24時間体制の子育てをするのは本当にキツかった。一歩間違えば命にかかわる乳児のお世話を、コンディションが悪い状態でぶっつけ本番でこなさなければならない。そして終わりが見えない。もちろん聞いてはいたけど、聞いていたのより軽く10倍は大変だったという……。(ただの愚痴になりそうなので、このへんで自粛します)

もちろん仕事と同じく、良い面だってたくさんあります。息子は間違いなく私の宝物。何年も経ってから「あの頃が一番可愛かった」「あの頃に戻りたい」なんて後悔で溢れるよと予言する先輩ママもたくさんいるし、実際そうなのでしょう。

とはいえ、やはり子育ては間違いなく重労働なので、1年に1回くらい休暇をもらってもいいはず? というのが私の考えです。未来の不確かな自分に忖度する余裕もありません(笑)。

海外在住のママ友と話すと、育児や家事をシッターさんに外注するのはごく普通、それにより日本にいた頃より家族関係がかなり円満になったというエピソードもよく聞きます。また、中華系の家族は仕事を引退した祖父母が全面的に孫の世話をし、現役の親はしっかり働くという合理的な体制をとっているなども。

それに比べると、日本のママ業はやはり比較的大変な部類なのだと思います。