40歳。個人差はあるでしょうが、40代という大台に突入するとき、この年齢に多少なりとも「う……」と圧のようなものを感じる女性は少なくないのではないでしょうか。
"Age is just a number."(年齢はただの数字)という名言には納得できる一方で、日常のふとした瞬間に、どうしても年齢を意識してしまうことが増える。外見ちょっとした変化、健康への意識、そして自分を取り巻く環境など……。
現在39歳のミモレ編集の山本。30代を惜しむ気持ちがフツフツと湧いたとき、なんとなくChatGPTに聞いたら、なんと「40歳まであと100日」でした。
「ママOFF旅」の絶対条件
毎年恒例にしたいと強く望んでいる「ママOFF旅」。
まさに文字通り、日々24時間休みなしのママ業、年に一度くらいママである自分をOFFにする時間があってもいいんじゃないか? と私は思っています。
そして、このママOFFを実現するために必要な条件の9割は、私の場合は「夫の許可」になります。私が休むとモロに影響を受けるのはもちろん夫。彼は私よりも多忙な仕事をして、メインに家計を支えながら5歳の息子と犬のお世話をワンオペですることになるので当然の流れですが、逆に夫から許可が出ればもうこっちのもの。(もちろん息子の許可も)
残りの1割は仕事の調整などのスケジューリングやお金問題。でも仕事は幸い私はフリーランスなので旅行前に2倍働けばどうにかなるし、お金とワクワクを天秤にかけた場合、私はワクワクに完全に傾くタイプなので大きな問題にはなりません。
なので酔っ払った夫からOKが出た時点で、私はもう天にものぼるような気持ちで、その1時間後にはパリ往復のフライトを予約していました。
しかしながら。
当初友人から誘ってもらっていたフランス周遊旅行、なんと私がはっきり返事をせずモタモタしている間に定員オーバーになっていました。旅行幹事に確認もせず前のめりで事を進めたので自業自得。
さて……どうしよう。
パリ1週間ひとり旅はさすがにハードルが高い気がする。ヨーロッパなんて約10年ぶりなので心細い。英語力も昔と比べてすっかり低下しているし、土地勘のない街です。在住してる友達もいません。
うう……、でもせっかく夫から貴重な許可が出たのに、キャンセルするのはもったいない。うーん、どうしよう。
しかしその直後、10代からの仲であり今はママ友の友人とランチをした際にその話をすると、なんと彼女は目を輝かせてこう言ってくれたんです。
「え、なら私が一緒に行く。私、去年のりささんのハワイの話読んで、絶対にママOFF旅する! って思ってたから!」
と。
ちなみに彼女は、2歳と1歳の年子の娘がいます。1週間のパリ旅行はほとんど2週間後に迫っている。「気持ちは嬉しいけど、本当に行けるの?」と私のほうが心の中でひよる中、しかし友人はその場で夫に相談のメッセージをLINEで送りし、スマホでサクサクとフライトを検索し、「あ、マイルでいけそう。夫から返事がきたら予約する」と、爽やかな笑顔で言い放ったのです。
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