2位『海に眠るダイヤモンド』

脚本家・野木亜紀子×監督・塚原あゆ子×プロデューサー・新井順子の強力チームで贈る『海に眠るダイヤモンド』。『アンナチュラル』や『MIU404』など、このチームが作る作品が大好きなわたしは、放送開始前からとっても楽しみにしておりました。
 

 


初回を観て、まず思ったのが「日曜劇場、お金ありすぎんか?」ということ。だって、キャストからして豪華すぎるんですよ。神木隆之介さんに、杉咲花さん、土屋太鳳さん、池田エライザさん……主演級の俳優さんたちが次から次へと出てくるので、とにかく観ているだけで楽しい! そして、1955年の端島を再現したセットがとにかくリアル! 地獄段とかまで、再現されているんですよ。すごすぎる!

昭和の高度経済成長期と現代を結ぶ、70年にわたる愛と青春と友情、そして家族の壮大な物語ということもあり、1955年と現代の東京を行き来するストーリー構成も面白いです。時代ものが苦手という人でも楽しむことができます。ちなみに、現代の東京で、神木隆之介さんがホストを演じているのですが、これまた沼り要素が盛りだくさん! 

また、玲央(神木隆之介)の店にお客としてやってくる謎の婦人・いづみ(宮本信子)の正体も気になるところ。おそらく、リナ(池田エライザ)か百合子(土屋太鳳)か朝子(杉咲花)のうちの誰かだとは思うのですが……。このあたりの考察も楽しいです。