以前、カリーヌ・ロワトフェルドの記事でもチラッとお伝えしましたが、私、アラフォーになってもミニスカートが大好きでやめられず、自他ともに認めるスカート派でありました。が。そんな私にもとうとうやってきたのです、「アレ、なんだか最近、スカートが似合わない……」と思う日が!!

今までのスカートを片っ端から試してみても、イマひとつコーディネイトが決まらない悲しい日々。そんな中、目に留まったのが、同世代で年齢相応にファッションの進化を遂げてきた、ヴィクトリア・ベッカム様の着こなしでした。

トレンドの、前リボンパンツ。こちらはハイウエスト×ウエストリボンでスタイルアップ効果絶大。アンクル丈にピンヒールを合わせて、女っぽさも充分です。

ヴィクトリアと言えば、先日「もうハイヒールは履けない」とヒール靴卒業宣言したことも話題になっていましたが、最近はすっかりミニスカートも卒業した模様。彼女は昔から、決してスタイル抜群ではないにも関わらず、自分の体型がどうすれば素敵に見えるかを研究し尽くした着こなしが本当に上手なのです。

さらにいつの間にか自力で歩いているまでに成長した娘ハーパーちゃんと一緒の日は、黒のオールインワンに白スニーカーで、こなれたママスタイルに。落ち感ある素材が全体をほっそり見せてくれます。

そんな彼女が最近活用しているのが、パンツ。そう、アラフォーの体型にはやっぱりパンツがよく似合います。引力に勝てなくなってきたもろもろのアラを上手に隠し、大人の女性の凛とした美しさを引き立ててくれる。そんな心強い相棒アイテム、パンツ♥(うっとり)!

定番の白シャツ×黒パンツは、サイドにラインが入ったデザインでシャープかつモードな印象に。シャツの袖のロールアップで肌を見せることでバランス良くまとめています。

ヴィクトリアのすごいところは、パンツを「オバ体型隠し」に使っているのではなく、「着やせアイテム」として着こなしているところ。色選びから丈の長さ、合わせるシューズまで、妥協せずに自分の体型を良く見せてくれるものにこだわっているのが何よりのポイント。あとは無難なだけのパンツスタイルに落ち着かないよう、程良いトレンド感で“攻め”の姿勢を忘れないところも、おしゃれに見える鍵となっています。

年相応で素敵に見える。これって、オーバー40世代のおしゃれ最優先課題だけれど、ヴィクトリアのパンツスタイルには、そのヒントがいっぱい。やっぱりデザイナーとして年商52億円以上稼ぐオンナは、そのセンスも天才的!

何を着るか迷うドレスアップイベントも、モノトーンのベアトップオールインワンで、肌を露出しすぎない大人のセクシーなドレススタイルで登場。なるほど、ドレスアップのときは肌を見せればいいってもんじゃないのね〜。勉強になります!!
写真/AFLO