黒柳徹子さんに学ぶ、「質問」と「褒め」の合わせ技
109時代、私も含めて周りのギャルの間で黒柳徹子さんが人気でした。徹子さんは、ファッションもヘアスタイルもオリジナリティがあって、自分を貫いているところがすごく魅力的なのです。
コミュニケーションのうまさも突き抜けているので、長寿番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系列)を見ていると真似したくなるポイントがたくさんあります。
その一つが、「褒め」と「質問」をセットにする話術です。
「あなた、その服よく似合ってるわね。どこで買ったの?」
「あなた、ずいぶんお痩せになられたわね。何かはじめたんじゃないの?」
こんな風に、褒めと質問をハイスピードで繰り返して、相手の近況を爆速で聞き出していくのです。
褒めるのは相手の気分を良くさせるだけでなく、自分の価値観を伝えることでもあります。であれば、自分を知ってもらうためにも、相手のいいところはどんどん褒めて、気になることはどんどん聞いちゃったほうが、お互いを理解するスピードも早まりますよね。
相手の個人的なことを尋ねる場合、自分のことは話さずに、相手のことだけ根掘り葉掘り聞くのは、都合が良すぎるというものです。徹子さんは、自分自身の個性や価値観を「自分のことを話す」という直接的なかたちではなく、ファッションや相手への誉め言葉や質問でオープンにしている稀有な方です。真似をするのはそう簡単ではありませんが、私もそうなりたいなぁと憧れています。
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