ピリリさんからの質問
Q.
年々神経質になっていく自分が怖い。もっと大らかになりたい。

一人が好きで、きっちり自分のペースで生きたい性格のため、今日まで独身できました。昨年、新築の綺麗なマンションに移り、自分の好きなものにだけ囲まれ、毎日綺麗に掃除をし、完璧……のはずが、完璧を求めるあまり、階上の部屋のわずかな音が気になり、不動産屋にすぐ文句を言ってしまいます。また仕事での人間関係にも免疫がなくなり、少し怖い人や面倒な人には、すぐ壁を作りできる限り接さないようにしてしまいます。タバコ嫌いで、その毛嫌いぶりも年々激しくなっています。階上の人が立てる音も常識の範囲内の生活音ですし、職場の人も、そこまで人として問題があるわけではないと思います。これは自分の問題で、一人で完璧に暮らしすぎているあまり、年々神経質になっているのだと思います。このままだとキレる老人になってしまいそうで、自分で自分に不安を覚えています。もっと大らかでいたほうが自分もラクだろうし、そうなりたいのはやまやまなのですが……。(46歳)

特別ゲスト 小林照子先生の回答
A.
まずは「それで死ぬか、死なないか」と考えて。 あとは“分散力”を身につける努力を。

おそらくピリリさんは、とても真面目な方なんでしょうね。仕事もきっちりされる方なのではないかと思います。

そしてその自分の几帳面なところが、病気なんじゃないかと心配されているんですよね。でも、自分で自分のことをしっかり分析されてますよね。本当に病気なら、分析なんてできなくなるもの。ピリリさんの場合は病気じゃなくて、性格が研ぎすまされてきているだけだと思いますよ。

ですからこの性格は大事にして、これまで通り真面目にやりつつ、ちょっとだけ自分をラクにするスイッチを見つけましょう。私のお勧めは、「死ぬか、死なないか」というひと言スイッチ。たとえば、「この物音で死ぬか死なないか」、「ちょっとタバコの煙を吸ったら死ぬか死なないか」と、まず考える。「死なないなら、まぁいいか~?」そうやってまず一回、ひと呼吸入れて肩の力を抜きましょう。

そして次に、気を紛らわせる方法を考えて。たとえば頭痛や歯痛のとき別の部位に痛みを与えると、その痛みに気を取られて他が気にならなくなるように、音やタバコ、人間関係にも分散力を身につけて。音が気になるなら、音楽をかけてかき消してしまうとか、ちょっとした分散力を身につける努力をしてごらんなさい。

人は楽しく過ごすために生まれてきてるんですから、そういう楽チンスイッチを見つけなきゃ損よ。だから頑張って探してみて。……と言ったら、ピリリさんは真面目だから、またそのスイッチを見つけることに一生懸命になりそうね(笑)。

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PROFILE
  • 小林照子(こばやしてるこ)1935年生まれ。美容研究家。現在のコーセーを経て、1991年に「美・ファイン研究所」を設立。モデルや女優、政治家など何万人ものイメージ作りを手がけるほか、青山ビューティ学院高等部・中等部、同・京都校の学園長も務めている。最新著書『80歳のケセラセラ。いくつになっても「転がる石」で』(講談社)が好評発売中。プライベートでは27歳で結婚。娘の小林ひろ美さんは同じく美容家として活躍中。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る