大人の友情。
みなさまはどう考えますか?
昨日の夜、久しぶりに手持ち花火を♥ 大人の手持ち花火なので、5本で1000円ほど(笑)。高い(汗)。なので、1人1本だけ。あ、それでもいきわたりませんでしたが。けれど、それはそれで情緒があって良いものです。限りなくあるよりは、「1本だけ」も、その瞬間はより大事になったりして。
6歳から18歳まで同じ学校に通い、その後、全く違う道を歩きながら今でも、その友情は続いている――そんな友人の家族が、泊まりに来てくれたので、花火は子供たちの夜のイベントでした。
その友人とは、たまに2人で会うときはあっても、こうして家族ぐるみで付き合ってみると、自分たちが今の子供たちの年齢だった時の記憶も、なぜか呼び起こされ、この長きにわたる友情に、深く静かに思いをはせることができました。
人生の前半戦は、たくさんの人に出会い、そしてその中でお互いの関係性を深めることも、こじれさせることも(笑)、自在。そしてその後、自分の環境を整えることが忙しくなり、若い時のように、友人との関係性の中だけで生きることはできなくなります。たいていその時に、女友達とのリレーションシップは、くずれたり、希薄になったり、もしくは切れてしまったり。もちろん逆に深まることもあるかもしれませんが、前者のほうが多い気がします。
私と彼女も同じ。30代は優先順位が、お互いに変わり、価値観もその時々で違い。学生時代はもちろん、卒業した20代も、1週間に1度か2度は会っていたのに、そういうわけにもいかなくなりました。当然です。その間、お互いに傷つけたり、傷つけられたり――もあって、ほとんど会わない期間もありました。けれど、何かあったとき、例えば私が離婚したり、ストレスで身体悲鳴を上げ、入院したり――特につらい時に真っ先に連絡するのは彼女であり、さらに、真っ先に駆けつけてくれるのは彼女だったのでした。
時間って不思議ですね。子供の頃を共に過ごした濃密な時間が、重荷になるときも、甘えて寄りかかることもありますが。結局今、人生の後半戦を迎えると、幼い時に始まった関係性が、形を変え、その熱さはときどきで違ったとしても、きちんと積みあがっている安心感のほうが大きいことに気付きます。
感謝ですね。たくさんはいない友人、それで良いと思っていますが。その中で、見捨てず、くさらず、2人の間に生まれたものを、残そうと努力をしてくれた。なんだか、花火とともに、少しメランコリックな夜になりました。
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