okawa10さんからの質問
Q.
障害のある子供中心の生活で、世の中に何も還元していない私 申し訳ない気持ちでいっぱいです

重度障害の息子がいる専業主婦(35歳)です。ミモレで素敵なファッションを見るたびにうらやましくなりますが、子どものことばかりで仕事もせず夫の収入で生きているので、分相応に生きていくつもりです。でも、自分は本当に中身の薄い人間であるような気がしてきます。パンも食べられない子どもの食事を一日3回用意し、仕事をしていない代わりに社会の役に立てればと自治会やPTAに奔走。それでもふと、私は自分の家族のことばかりで社会に何も還元していないなあ、まわりの働くお母さんたちの苦労も分からず申し訳ないなあ、と思います。これで子育てが辛ければ、まだ頑張っている気もするのですが、全く辛くもなく。この「私は何もしていなくて世の中に申し訳ない」という気持ち、どう共存していけばいいのでしょうか……。

特別ゲスト 金子稚子さんの回答
A.
子育てをしている人も働いている人も 皆、自分の役目を生きているだけ。 okawa10さんも、ご自身の役目を果たされていると私は思います。

とても疑問なのですが、お金を稼ぐことだけが社会への還元なのでしょうか? okawa10さんは自治会やPTA活動などに奔走されているとのこと。これは、仕事が忙しい人間にはなかなかできないことです。充分、還元されていると思うのですが……。

さらに言わせていただきますと、子供のいない私は、お子さんを育てていること自体、社会への貢献だと思っています。ですからそんなに自分を卑下なさらないでください。

私は自分の活動の中で、「生命の終焉を考える」という講座を定期的におこなっております。その中に、”生物学的に見た命の終わり”を考える内容があるのですが、その視点で、少しお話させていただきますね。

たとえば遺伝子のちょっとした配列の違いで、障害を持った子どもが生まれてくることがあります。その確率は、私たちが思う以上にずっと高いもの。つまり、生物学的に見た場合、理由は定かではありませんが、障害を持った子どもは人間界全体を通してある一定数必ず生まれるプログラムになっている、とも言えるのです。

それを知ってから私は、障害を持って生まれてくる人たちは自分の代わりだと感じるようになりました。なぜなら、その生命が自分だったとしても何も不思議ではないからです。そう考えると、そんな彼らのお世話をする役目を担う方は必要であって、okawa10さんはその役目を果たされていると、私自身はそう受け止めて感謝しております。

okawa10さんがうらやましいとおっしゃるmi-molletのスタッフさんたちも、そういったファッションセンスや流行に対する感度といった能力を持って生まれてきて、その役目を生きているだけ。かく言う私自身も、未亡人となり、終活ジャーナリストとしての役目を生きているだけです。okawa10さんも、自分の役割というものについて、一度客観的に見られてはいかがでしょうか。そうすれば、「夫の収入で生きている」なんて考えることはなくなると思いますよ。okawa10さんしかできない役目を生きていらっしゃるはずです。

だから、もう少し自分を解放してあげてください。「分相応に生きている」などと、ご自分を閉じ込めていらっしゃいますが、そんな必要はまったくありません。もう少し、自分の“心地よさ”に素直になってください。

子育てが辛くないことを申し訳ないかのようにおっしゃっていますが、そもそも、なぜ子育てが辛くなければいけないのでしょうか? 日本という国は、とかく辛くなければ努力じゃない、という風潮がありますが、私は、本来頑張るというのは楽しいことだと思うのですよ。

だからokawa10さんも、もっとワクワクして生きてください。むしろ、「還元していない」と反省すべき点があるとしたら、それはオシャレに関心があるのに何も買わないことのほうです。購買というのは、経済社会への還元活動の一つですから!(笑)

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