スカート党の皆様、おまっとさんでした! 最近パンツ推し気味だったこの連載ですが、今日は「でもやっぱりスカートが落ち着くしねぇ〜」というフェミニン派の方々にも参考にしていただける、ヴィクトリアのスカートの着こなしをご紹介したいと思います。
パンツスタイルのときは足元は(恐らくセリーヌの)ぺたんこサンダルを合わせてうんとエフォートレスなムードだったヴィクトリアですが、スカートのときは必ずハイヒールを合わせるのが鉄則。身長163cmと小柄な彼女がミディ丈スカートをバランス良く着こなすには、7cm以上のヒールがマストみたいです。
そしてスカートのときも以前のように胸やヒップを強調するボディコンシャスなデザインではなく、大きめシャツに腰を落としてはくタイプのプリーツスカートを合わせたり、ボトムが身体の線が出るマーメイドシルエットならトップスは程よいゆとりのあるニットを合わせたりと、肩の力が抜けていて、かつ、女っぽさのバランスを絶妙に計算したコーディネイト。
ミモレ世代のおしゃれってセクシーさのさじ加減が難しいなと常々感じているのですが、ヴィクトリアのスカートコーデは、その辺をちゃんと考えているな、と。例えばかっちりした白シャツのときはシルクのようにとろみのある柔らかい素材を合わせる。シルエットではなく、質感で女らしさを表現するのがミモレ世代のセクシーなんだなと、改めて気づかされます。
“揺れる”プリーツのひだや、“柔らかい”シルク、そしてピンヒールの程よい“緊張感”。ヴィクトリアのスカートコーデから学ぶこの辺のキーワードに、ミモレ世代がおしゃれを素敵に見せるヒントが詰まっていそう。
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