この時期はどこも展示会の嵐。
冬へ突入するこのタイミングで次の春夏の商品へのアプローチがスタートします。私も抱えているブランドのケアにあたりながらも、知人がやっているブランドの展示会へ覗きに行くことも。
この日は、このミモレでも時折紹介される「House_Commune(ハウス コミューン)」の展示会へ。ディレクターである下中美穂子さんは私と同世代。彼女の作る服はリアルにミモレ世代にフィットするブランドです。

おばさんっぽいのは嫌、でも若年層をターゲットとしたブランドを頑張っては着れない・・・そこで行き着いた先が「シンプル」であったり、オーセンティックなスタイルを意識する方も多いかもしれません。でも実はシンプルなものほど人を選びますし、案外難しいもの。着こなしやその人が醸し出す雰囲気などトータルで計算し尽くさないと、フツーのおばさんになりかねません。
そう意味で「House_Commune」のようなブランドは、ほどよくモード感とシンプルさが兼ね備えられて、私たちの世代にも入りやすいブランドです。
春夏は、これまでのマスキュリンなスタイルに少しフェミニンさも加味され、柔らかい素材やフリルなどが際立つコレクション。

遊び心溢れるバナナ柄のオリジナルプリントの生地やアシンメトリーなシャツ、そしてビスコースで作られた涼しげなニットのオールインワンは今回一番気になったアイテム。大人だからこそあえてトライしたいものでもあり、マンネリ気味になった服にプラスすることで、新しく変化させることができるアイテムだと思います。
これからが冬本番。でも、新しいコレクションを見ると、早くも春夏を待ちわびてしまう私です。

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