「生涯パン党!」と言い張ってきた若かりし頃が懐かしくなるほど、「ご飯が食べたい!」と思う回数がパンのそれを圧倒的に上回ってきました。ファッションよりも、食の嗜好の急激な変化に自分が生きてきた年月の長さを思う今日この頃です。
精密なコンピューター制御による水蒸気コントロールで、革命的な美味しさにトーストが焼けると噂が噂を呼びバカ売れしているバルミューダのトースター(スタイリストの郡山さんも購入済)。「欲しくない」と言えば嘘になりますが、私は静観を続けてきました。それは、パンと真剣に対峙したバルミューダは、必ず「ご飯」と向き合う時がくるという根拠のない確信があったから……
そして、遂に、その時がきました(涙)!
その名も『BALMUDA The Gohan』!
今まで、一般的に美味しいと言われるご飯は、かまどや土鍋を使って直火で炊いたものとされてきました。その炊き上がりを約3分の1のエネルギーしかない電気で超える……そんな革命的な時がやってきたのです(興奮ぎみなため、少々大袈裟です)。
釜を二重にし(内釜と外釜の間にお水を入れます)、蒸気の力だけで炊き上げる全く新しい炊飯方式を搭載。粒の外にはハリがあり、中はふっくら、という一粒一粒がしっかり主張して、噛みしめるほどに美味しさがにじみでるご飯を実現したのです。
興奮がすぎて、いろいろな動画を撮っていたので、とりあえずご覧ください。
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まさか、炊飯器のフタが開く瞬間に、歓声を上げる日がくるなんて(笑)!
発表会会場では炊き立てのご飯を試食させていただきました。多種多様なご飯の友といただきましたが、とりわけ卵かけご飯は絶品! 生卵の中で一粒一粒がきちんとからみあってきます。この卵かけご飯を噛みしめながら、「これは間違いなくカレーにも合う!」「絶対に酢飯も美味しくなる!」と確信しました。
ブランドの方におたずねしたところ、「とにかく食事(おかず)に合うご飯にこだわりました。はじめは冷めても美味しいご飯が炊ける炊飯器というコンセプトにしようと思っていたのですが、開発途中で突き詰めていくと、やっぱり美味しく炊けてこそだな、と」とのこと。その思いが、お米一粒一粒の中にうまみ成分を凝縮できる炊き方を実現させたのです。
最近の炊飯器市場を眺めていると10万円前後の価格帯の商品が多いように思うので、41500円と値段を聞いた時、「安い!」とさえ思ってしまいました。保温機能を排除したというシンプル設計に会場からはどよめきがおこりましたが、私は食べる量だけを炊きがちで、残ったら冷凍しがちなので、まったく気になりませんでした(毎日炊事をしていないからこそ言えることですが……)。
ガス火の土鍋炊きと互角に肩を並べる、いや、それ以上の美味しさに炊き上がるバルミューダの炊飯器。
皆様に聞くこともなく、
「私、買います」宣言をここに!
大森葉子
美容担当歴20年の私が、個人的に溺愛している美容アイテムを中心に紹介していきたいと思います! 流行りものに目がないタイプではなく、自分が納得できるものにしか興味が湧かないタイプであります……苦笑。