マントバァの街で伺った一家が「いつものランチ」の用意をしてくれました。テーブルに麻のテーブルクロスをかけてプレートを重ねておき、ナプキンとカトラリーをセッティング。カラフェに入れた水とワイン、パン。スライスしたマントバァ特産のサラミと塊のままのパルミジャーノ・チーズ。それ以外には、セロリと人参のスティックだけ。料理は火を使わないものばかり。でも、決して質素というわけではありません。サラミもチーズも野菜もパンも、地元の食材はひとつひとつとても美味しい。ていねいにセッテングして、シンプルなものをいただく。本当に豊かな食卓とはこういうこと、と改めて思ったのでした。
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