yukkiryuさんからの質問
Q.
人前で喋ることが苦痛すぎて、飲み会にもお稽古にも行けません……

極度の緊張しぃで困っています。とにかく人前で喋ることが苦手で、そうなることを避けています。少人数の自己紹介でも苦痛です。子供がいますので、保護者会があるときなどひどい緊張で倒れそうです。時々欠席してしまうほど。慣れとは言いますが、まったく慣れません。飲み会や会合などあると「何か喋らされるかな」と心配で楽しめません。いろいろ挑戦したい気持ちもあり、お稽古も始めてみたいけど、自己紹介あるかなと心配になります。人前で喋ることがどうってことない性格だったら人生ラクラクだろうな~と、自分の性格が嫌だし損だなと思います。mi-molletのイベントにも参加したいのに、そんな理由で無理なんです。よく、上手く喋ろうとしないこと、誰も聞いてないと思えば大丈夫、といいますがダメです。やはり解決法は場数を踏むことでしょうか?

特別ゲスト 小林照子先生の回答
A.
アナタが自分のことばかり考えているように、 人も皆、自分にしか関心がないの。そう悟ったらラクになるわよ。

何か喋らされる、と心配なのね。大丈夫、皆、そんなにアナタに関心ないわよ(笑)。だからmi-molletのイベントもいらっしゃい。

極度の緊張しぃというのはね、実は極度の自己中なんですよ。なぜなら自意識が高すぎるということだから。でも考えて。その場に10人の人間がいたら、yukkiryuさんは10人の関心が自分に集まるように思っているけど、むしろ逆。10人いるんだから一人へ向けられる関心は10分の1でしかないの。分散されるものなのよ。しかも、他にとくに目立つ人がいたりしたら、その人へと集中してしまうから、10分の1よりもっと少なくなるわ。緊張して小さくなっている人になんて、ほとんどいかないわよ。

だからもっと伸び伸びとなさい。100人いたら「自分への関心は100分の1」という意識を持つようにすればいいのよ。

私が習っている彫刻の先生はずっと引きこもりで、だからお教室の名前も「シドロモドロ工作所」なんて付けているほどだったの。ところがあるとき、「人はそんなに自分に関心がない」と切り替えられたのね。今や、挨拶をお願いしたら5分でも10分でも話すほどよ。こっちが「短くお願いします」とお願いしているくらい(笑)。

切り替えるコツは、“自分にばかり関心がある自分”に気づくことです。実際、yukkiryuさんは、「自己紹介になったらどうしよう」「当てられたらどうしよう」と、自分のことしか考えてないでしょう? ということは、人もそうなのよ。「当ててもらって喋りたいな」、「今日の服を見てもらいたいな」と、皆、yukkiryuさんと方向は違えど、自分のことばかり考えているの。そしてyukkiryuさんは、そんな周囲の人たちの服や雰囲気に気づいたことがある? 意外とないでしょう? 関心の中身が違うだけで、皆、yukkiryuさんと同じなんですよ。

切り替えにくいときは、ふうー!っと深く息を吐いて深呼吸してからヨシッ!と気を入れることもお勧めしたいですね。

そこで、次のステップです。自己紹介が苦手だけどしなきゃいけない、というときのコツについて。それは、その場に行くまでの出来事をちょっと話すことなんです。「今日、ここに来る道の途中に○○の花が咲いていて、季節の移り変わりを感じた、そんな私です」などとね。自己紹介のとき、人って共通体験的なことを話そうとするものだけど、本当は誰も知らないことを話すのが一番響くのですよ。

それに、そうやって外のことに目を向ける癖をつけると、いっぱいワクワクすることが見つかるわよ。そうしたらきっと、人にもっと話したくなるはず。それで気づいたら、緊張することなんて忘れちゃってるわよ。

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PROFILE
  • 小林照子(こばやしてるこ)1935年生まれ。美容研究家。現在のコーセーを経て、1991年に「美・ファイン研究所」を設立。モデルや女優、政治家など何万人ものイメージ作りを手がけるほか、[フロムハンド]メイクアップアカデミー、青山ビューティ学院高等部東京校・京都校の学園長も務めている。最新著書『80歳のケセラセラ。いくつになっても「転がる石」で』(講談社)が好評発売中。プライベートでは27歳で結婚。娘の小林ひろ美さんは同じく美容家として活躍中。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る