「バタフライ・エフェクト」という言葉があります。元々は気象学者が「ブラジルの一匹の蝶の羽ばたきが、テキサスの竜巻を引き起こすか」という、思わぬ要因がカオスの原因になることを指した、という仮説を立てたところから来ている言葉ですが、それを連想させるような出来事が、まさかのオスカー授賞式で起きた模様。どんな出来事かというと……。
 
今年度のオスカーでは、最優秀作品賞発表の際、プレゼンテーターのウォーレン・ビーティーが本来の受賞作品である『ムーンライト』の代わりに、『ラ・ラ・ランド』と言ってしまい、壇上が大混乱になったのはニュースでもご存知の通り。受賞したと思い込んだ『ラ・ラ・ランド』のプロデューサーが喜びのスピーチを始めてしまった途中で、本当の受賞作品は『ムーンライト』であると告げられ、とっても気まずい雰囲気に。みんなが驚愕の表情をしている中、ひとり笑いをかみ殺してニヤニヤしていたのが、『ラ・ラ・ランド』主演俳優の、ライアン・ゴズリング。その様子はすぐにインターネットでも配信されたのですが、ここからがその「まさか」。

これもアカデミー賞効果!? ライアン・ゴズリング、<br />ジェームズ・ボンド役の可能性高まるの巻_img0
現ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグ様。賛否両論あるようですが、私は歴代ボンドの中でもベスト3に入るくらい好きです。 写真:WENN/アフロ
これもアカデミー賞効果!? ライアン・ゴズリング、<br />ジェームズ・ボンド役の可能性高まるの巻_img1
対する次期ボンド候補(?)のライアン。バタフライ・エフェクトを引き起こした瞬間の表情がこちらです。 写真:AP/アフロ

「あのありえない事態でクールに笑っていられるとは、ジェームズ・ボンドに相応しいユーモアのセンスの持ち主だ!」と、イギリスのブックメーカー、ウィリアム・ヒルが、映画『007』の次期ジェームズ・ボンド役を演じる俳優として、ライアン・ゴズリングへのベットを14倍から10倍に下げたのです。ということはつまり、ライアンがボンドを演じる確率が高くなった、ということ。

ええ〜〜! こんな理由で? ボンドをライアンが? まさかの展開すぎてウケるけど、そしてライアンLOVE♥な私としてはすごく観てみたいけど、やっぱりライアンではボンドがちょっと軽くなりすぎるのでは……。だってライアンって、あのちょっとアホっぽい(失礼!)お間抜けフェイスが魅力なんですもの。キリっとした二枚目ボンドを演じるには貫禄が足りないかも。

それにしても人生って、本当に何がきっかけで変わるか(まだ変わってはいないか)わからないものですね……!